世界平和とスポーツの持つ力の可能性

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このように、スポーツの持つ力は昔も現代も、世界的に大きく注目されていると言えます。

ピエール・ド・クーベルタン男爵 https://tokyo2020.org/jp/games/about/olympic/

現代においても、オリンピック停戦は世界平和のための一つの手段となり得ます。国連は、現代社会におけるオリンピック停戦の役割に関して、このように発表しています。

「オリンピック停戦は、対話と平和を促進することができます。人類に対して、武器を置き、平和、相互尊重、理解、和解に向けて努力することを呼びかけます。オリンピック開催中は停戦を呼びかけ、世界中の若者を平和という目的のために集結させます。期間と規模は限られていますが、オリンピック停戦は中立的な合意点、対話を開くための窓口、苦しむ人々に救援を送るための小休止を提供します。」

オリンピックが世界の平和に貢献するよう、世界オリンピック委員会(IOC)は1993年に国連にこのアイデアを伝えました。注目すべきなのは、オリンピックに停戦に関する国連総会の決議は、国連史上いかなる決議よりも多くの加盟国に支持されたことです。世界で起こる争いの解決のため、そして世界平和のために、スポーツとオリンピックの力が一番有効だと感じたということです。オリンピック停戦は総会において2年ごとに話し合われる議題でもあり、2000年第27回シドニーオリンピック大会の開会式で、大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国の代表団が同じ国旗の元で共にスタジアムに入場したことを始め、これまでいくつもの功績があげられています。停戦はまだ実現していませんが、オリンピック停戦がもっと普及し大きな力を持つようになれば、停戦も実現するのではないかと信じています。

 

外国の人とスポーツをしたことがある人ならばよく分かるかもしれませんが、スポーツ中は言葉が分からなくても、身振り手振りのコミュニケーションだけで十分伝わります。それはスポーツにはルールがあるからです。ルールが分かれば誰がスポーツを行っても良いのです。そこに上手い下手は関係ありません。純粋にスポーツを楽しむことができれば良いのです。スポーツを楽しむことができれば、誰かと共にスポーツをする楽しさも分かってきます。そして喜びや悔しさを共有することで、仲間の気持ち、仲間自身の理解もできるようになってきます。これらが「スポーツは言葉の壁を越える」と言われる所以だと僕は思います。いつしかその喜びや楽しさは、スポーツへの理解にもつながるでしょう。そしてそれがスポーツの持つ力だと気付くのです。

このように、スポーツを通じてお互いができるようになるならば、国と国同士も仲良くなることが可能なのではないでしょうか。かつての古代オリンピックがそうであったように、現代においてもスポーツは争いや問題を解決する力があるはずです。私たち一人ひとりがスポーツの持つ力を信じ、そして国という大きな存在と共にスポーツの力を活用していけば、きっとこの世界は良い方向に向かうはずです。現状では国連やオリンピック委員会などがスポーツの持つ力を広めようと取り組んではいますが、まだまだ私たち市民一人ひとりに浸透していない気がします。私たちがスポーツの持つ力を認知し、そして信じることが、世界を変えるための一歩となるのです。ぜひ4月6日の「開発と平和のためのスポーツの国際デー」の日に、スポーツの持つ力と平和について考えてみて下さい。


1)ピエール・ド・クーベルタン(1963~1937):フランスの教育者であり、近代オリンピックの創設者。国際オリンピック委員会の設立メンバーの一人であり、第2代国際オリンピック委員会委員長を務めた。また、オリンピックのシンボルである五輪のマークも考案した。

2)コフィナー・アッタ・アナン(1938~2018):世界保健機関(WHO)や国連難民高等〈弁務官〉事務所(UNHCR)などの勤務を経て、1997年に第7代国際連合事務総長として就任。冷戦後の国際社会の平和の担い手としての功績が評価され、2001年に国連とともにノーベル平和賞を受賞。

〈参考文献〉
国連とスポーツhttps://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/social_development/science_culture_communication/sports/un_sports/ 
オリンピックの歴史
https://www.joc.or.jp/column/olympic/history/001.html
クーベルタンとオリンピズム
https://www.joc.or.jp/olympism/coubertin/
国際連合とオリンピック停戦 ~よくある質問〜
https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/1016/
The United Nations and the Olympic Truce
http://www.un.org/en/events/olympictruce/
開発と平和のためのスポーツ国際デー」記念イベント(4月4日)
https://www.unic.or.jp/news_press/info/7362/ 
4月6日は「開発と平和のためのスポーツ国際デー」 今なぜスポーツなのか、スポーツが世界の子どもを救うとき
https://www.huffingtonpost.jp/unic/sports-children_b_9614548.html

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2019年4月からスポーツ国際開発学を学ぶ修士1年生。体育・スポーツを学ぶ珍しい学生ではあるが、実際のところはスポーツ以外の活動ばかりで知識があまりないという状態。。。しかし学部生時代に得た様々な知識と経験を活かし、それをスポーツと絡め、将来活かしていこうと奮闘中。