【VoY全国駅伝:岡山編】夢

VoY全国駅伝
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「将来の夢はなんですか。」

 

この質問に何度答えてきたことでしょう。

無邪気に答えた幼稚園生の自分。

希望に溢れる瞳で答えた小学生の自分。

答えられることに安堵しながら、ペンを走らせた中学生の自分。

悩んで苦しんで、それでもついに答える夢を変えた高校生の自分。

 

医師になりたい。それが幼い頃からの私の夢でした。中学生の時はまだ狙える範囲で、そのことに心底ほっとしていました。しかし、そこから思ったように成績がのびず、高校生の時に、一度は夢を諦めました。そして文系として三年間、苦しんで苦しんで、ある日漸く気づいたんです。

 

「ああ、諦めたくないんだな、私。」と。

 

それから自分なりに精一杯努力して、今は晴れて医学部医学科の二回生です。

 

今でも思います。得意なこと。好きなこと。やりたいこと。この三つが合致したならどんなに幸せだっただろうと。でも人生、そんなにうまくいくものではありませんでした。得意なことと好きなことは同じでしたが、やりたいことだけが置いてきぼりにされていました。

 

皆さんはどうでしょうか。三つが合致した順風満帆な人生ですか。何一つ合致しない波瀾万丈な人生ですか。それともそんなこと、考えたこともありませんでしたか。もし考えたこともなかったのなら、貴方は私よりも少しばかり「幸せ」かもしれません。

 

では「幸せ」ではなかったとき、どうすればいいのでしょうか。

 

答えは至ってシンプルです。自分の心と真摯に向き合う。ただそれだけです。ですが、この簡単な作業、意外と難しいんです。なぜなら皆さんの周りには、「人生の先輩である大人の皆さん」こと、外野がたくさんいらっしゃるからです。夢が大きければ大きいほど、外野は口々に言うでしょう。

 

「お前にできるわけがない。」

「無謀すぎる。諦めろ。」

「もっといい道があるはずだ。」

 

有難い先人のお言葉です。勿論気持ちは揺らぐでしょう。しかし、先程も言った通りやるべきことは本当に単純なんです。ただ、自身に向き合って、自分の思いと、訪れるであろう数々の苦難を天秤にかけるだけ。思いとリスクを天秤にかけて、思いの方に天秤が傾いたなら。それほどの思いや夢を貴方が持てているのなら。それがスタートを切る最高のタイミングです。

 

大きなものほど、手にいれるには、血の滲むような努力が必要です。

 

こんな一文ごときで尻尾を巻いて逃げ出すようでは、思いがまだまだ足りません。逃げ出さずに一歩踏み出すことができたなら、たとえそれが茨の道であったとしても、得られるものはたくさんあるはずです。必ず昨日とは違う自分に成長出来ているはずです。

大丈夫。思いさえあれば、叶えたい夢さえあれば、最後に吹くのは追い風です。

 

さあ、やりたいこと、やってみませんか。

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晴れの国岡山出身。雷の国石川在住の医者の卵。繊細で大胆な22歳