皆さんは、寄付をしたことがありますか?
「ハードルが高そう、大人がやるものだ」と思っている方もいると思います。実際私も、つい最近までそうでした。「中学生が自由に使えるちょっとのお金を出すのは、なんだか恥ずかしい」とも思っていました。
でも今なら、「寄付って、誰もが人の役に立てる素敵な社会貢献だよ!」と、胸を張って言えます。今回は、私が先日行った寄付について紹介します。
私は今、チャリティームービープロジェクト1)という寄付活動に参加しています。全国各地の中高生が、5つのNPO法人のいずれかを紹介する動画を作って発信し、動画を見て「この団体を応援したい」と賛同してくださった方からの寄付をオンライン上で募っています。
私のチームは、地元である宮城県のNPO法人を応援しています。初めてNPOの方にお話を伺ったとき、私は「こんなに素敵な団体が身近にあるなんて…!」と感動しました。一方で、お金や人手の面で苦しさがあり、活動を安定して続けていくことが課題だということも知りました。
「この団体の活動をもっと多くの方に知ってほしい。一緒に応援してほしい。」そんな思いで、寄付を集めるための動画を作りました。
SNSや新聞で紹介していただき、支援の輪がどんどん広がっていく中で、「この団体の活動をもっと多くの方に知ってほしい、一緒に応援してほしい」という私の思いは、寄付をする側もされる側も持っている共通の気持ちなんだと思いました。
そして、寄付を受け取る側になってみて、「寄付してくれることそのものがとても嬉しい!」と気付きました。それまで私が不安がっていた金額や年齢は、あまり気になりませんでした。応援してくれる気持ちが一番嬉しくて、寄付は、応援を形にする一つの手段だと分かったのです。
私も、自分のお金で寄付をしました。私にとって、正直惜しいかなという金額を。思っていたより簡単に社会貢献ができて、拍子抜けしてしまいました(笑)。
寄付は、世界中のどこへでも贈ることができます。直接会わなくても、「応援したい」という気持ちがあれば、誰でも、困っている人に手を差し伸べることができます。金額とか、年齢とかは全然関係ないのだと、自分自身の寄付を通じて感じました。
皆さんも、自分以外の誰かのために、寄付という贈り物をしませんか?
1)チャリティームービープロジェクトのホームページ https://www.philanthropy.or.jp/charitymovie/
宮城県の中学3年生。環境問題とまちづくりに興味があります。将来は地元を元気にしたい。趣味は歌うことと絵を描くこと。