徒然

ボイス
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皆様、こんにちは。この度、ボイス・オブ・ユース JAPANに記事を投稿することになった”若者”です。
私は普段、「湯瀧 慧」という名前で演劇活動をしています。あぁ、気になる方はTwitter見てみて。この名前コピーしてそのまま調べたら一発で出てきます。
今回、東京大学に通う友人からこの寄稿のお誘いを受けて、まぁ文章書くだけならと思い現在に至ります。

とはいえ、何を書いたら良いか全くわからなかったので、一先ず過去の記事を読みました。
最古の記事にこちらのサイトの説明がありました。
要は、ポジティブな未来を作っていくのは若者たちだ!個性溢れる若者が発信する情報が、夢や希望が!情報過多なSNSの波に飲まれることなく、同じ興味を持つ若者に届くように!皆さん、一緒に議論しましょう!……。

今回若者として定義されるのは15~24歳なので20歳である私はちゃんと若者の定義に合っています。

さぁでは今から夢や希望を、私の個性を発揮します!……なんて、そう上手くいくものではない。私はそう思っています。

演劇活動をする私は、確かに、「大きな舞台に立ちたい、関わりたい。もっと演技が上手くなりたい。もっと色んな方と繋がりたい」と思い、実際に自分の演技と向き合ったり沢山の方にお世話になったりしています。しかし、

果たしてそんなことを語って何になるのだろう。

人は何れ”大人”になります。”大人”から見た”若者”は、懐かしんだり、輝きを見出だしたりするもの。若いからこそできることがあって、大人になると社会の波に呑まれて丸くなって。そして”若者”を見て「眩しいなぁ」なり「これだから若者は」なり思うんでしょう。
それと、今現在大学に通わず、ようやく見つけた好きなことに全力で向き合っている私は、東京大学というエリート校に通う友人から聞いて初めてこのサイトを知りました。運営は東大の生徒たち。彼女もその一人です。果たして、そのサイトをいったいどこの誰が見ているのだろうか。

日本のどこかで、自分に悩んで、好きなことに全力で向き合おうとしている小さい小さい私の個性なんか、誰が興味を持つのだろう。若いからこそ知らないことばかりの私の視界を知って、果たして何が分かるのだろう。

恐らく、私個人を見ようとする人などいません。そんなことをこんな公の場でするのはよっぽどの物好きです。私でもわかります。だからこそ、ここで私個人の歴史云々を語っても、つまらない。

ほら、ここまでこのサイトから私が徒然に思ったことを書いただけでもう1000文字超えてますよ奥さん。

でも、せっかく戴いた機会です。誰か興味を持つ方がいるかもしれないので、演劇の話を少し。
と思ったのですがいざ書こうとするとむず痒い。
私なんかが語って良い世界じゃ無いような気がします。


では、そうですね……。
「選択」。こういったものはいかがでしょう?
私は先程チラッと、「大学に通わず」と言いました。一昨年入学したのは日本で一番の商業大学です。当初は周りが皆喜んでいました。親や、お世話になった先生方、学校の友人。応援してくれた人達。レベルの高い大学を志望し無事合格通知が来たらまあ当然の反応と言えるでしょう。
しかし、2年経った今、私はそれを捨てようとしています。普通の考え方をするなら、「裏切り」だとか「失礼」なことだとかに分類されます。なぜなら、応援してくれた人達が居るから。その方々の気持ちを「裏切る」なんて「酷い」奴だ。そういう意見が殆どなのではないでしょうか。
私も最初は迷っていました。大学2年生の夏頃から半年間。申し訳ないとも感じていました。
ですが、好きなことを見つけて、大学以外の世界、私が今まで居た環境の外の世界に触れて、こう思うようになりました。
自分は自分でしかない。今は今しか来ない。
ここに来て急に奇麗事かよ、と思う方も居るでしょう。しかし、私は、これはもっと泥臭いものだと思っています。
応援してくれた、その気持ちは嘘じゃない。でも、周りの人も「自分」を持っていて、しなければならないことがあって、やりたいこともあって。その利己的な所が働いていない訳じゃない。

親、先生、友人という立場があって、完全に他人のために動く、なんてことは殆どない。「他人のため」は裏を返せば「自分のため」ですから。
私は20年、そこに気が付かなかった。今まで誰かに言われるがままに流され、それを自分の「選択」として捉えられ、気が付いたときにはどこか空虚な感情に襲われていました。

今、私は大学を休んで趣味に没頭しています。
今の年齢だからこそ得られる感性があり、今だから出会えるものがあると信じて。
その今をどう動くか、これからは自分で踏み出せたら良いなと、思っています。

……恥ずかしいですね。
うわあ、すごく恥ずかしい。
割りと勢いだけで書き進めたけどこれ本当に見せて大丈夫なのか?
いや、でも、若者の生の声をとか言ってたし良いか。今更直すのも違うし。

あ、えっと。最後に。

読んでいただき、有難う御座います。
皆さんとどこかの舞台でお目にかかれることを願っています。
では。

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