皆さんは、日常の中で音楽にどのように触れていますか?
聞くのはもちろんですが、僕にとっては弾くのも触れる方法の一つです。
僕の音楽の中心かつ根本にあるのは、キリスト教の音楽です。
物心つく前からキリスト教の教会に通っていて、毎週の礼拝を通して沢山の賛美歌に触れてきました。
そんな中で僕が中学生の時にやってみたいと思ったのが、ギターの弾き語りでした。
弾き語りは、コードと呼ばれる和音のセットをいくつか覚えて、あとは楽譜に合わせてジャカジャカ弾けば曲の完成なので、飽き性な僕にもとてもとっつきやすいものでした
(まあ、Fコードで一度半年離脱しましたが…(笑)) 。
今はもう、作曲者がどんなことを思ってこのコードにしたのかなども考えられるようになってきました。
楽器から曲の話に移りますが、キリスト教の音楽と聞いて皆さんが思い浮かべるものは大きく分けて2つあると思います。
1つは、パイプオルガンの荘厳な音楽に合わせて斉唱する伝統的な「讃美歌」と呼ばれる音楽。
もう1つは、ピアノやギター、ドラムなどの近代的な楽器を使った「ゴスペル(Gospel)」や「ワーシップ(Worship)」と呼ばれる音楽(「天使にラブソングを」の劇中歌にそっくり) 。
僕は教会でどちらの音楽にも触れているのですが、特に僕が弾き語りで歌っているのは後者のワーシップになります。
ここで面白いのが、実は上の3つのジャンルの中で歌われる内容が違っていることが多いということです。
もちろん同じ一人の神様を讃える曲であり、讃美歌もゴスペルもただ神様を褒め称える曲なのですが、(特に日本語で作られた)ワーシップだけは曲に「自分はこうしていきますから、どうか神様導いてください」という意味合いの強い歌詞が含まれていることが多いのです。
そんなワーシップの曲をもって自分がよくしているのは、「一人礼拝」。
自分の部屋で祈って、一人ワーシップを弾き語りして、「今日も一日よく頑張った、明日も頑張ろう」と思う反面、「曲にあるように素直に人の話を聞けなかったなぁ」などの反省が入るのです。
こうやって自分のあるべき姿を曲から見つけて次の日につなげていくのが、自分なりの「一人礼拝」です。
キリスト教になじみのない方には「なんのこっちゃ」という話ですが、「これが自分にとって音楽だ!」ということを叫びたいだけです(笑) 。
音楽は、その曲の作曲者や歌い手の感情が心に染みていくものだと思います。
今一度、皆さんも自分にとっての音楽はどんな影響を与えるものなのか考え直してみると、音楽がより一層好きになるのではないでしょうか。
そのついでに、キリスト教の音楽に足を一歩踏み入れてみると、自分の好きな曲に巡り合えるかもしれませんよ!