多くの人に児童労働問題について課題意識を持ってもらい、行動に移してもらうために

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こんにちは!私は中央大学林光洋ゼミで開発経済学を学んでいる4年生です。昨年は、フィリピンのゴミ問題、児童養護施設における子どもの権利、ノンフォーマル教育、マイクロファイナンスという4つのテーマに分かれて研究をし、2週間の現地調査を実施しました。

 

現地調査で訪れたフィリピンでは、本当にたくさんの素敵な出会いに恵まれました。

 

ゴミ山を裸足で駆け回り無邪気な笑顔を見せてくれる子どもたち、

ノンフォーマル教育で基礎教育を学び、「学べることは幸せだ」と語ってくれた70代のおじいさん、

貧困が原因で犯罪に手を染めてしまい、刑務所で教育を受けながら「一生懸命学んで人生を変えたい」と夢を持っている青年、

など、たくさんの方から伺ったお話は、1年以上たった今でも鮮明に覚えています。

彼らは決して「恵まれない貧しい人たち」ではなく、夢と希望をもって誰よりも輝いていました。

 

途上国の「貧困」と言われる現実を目の当たりにして、けれど、とても輝いている素敵な人々に出会い、本当の幸せとは何か、自分にできることは何か、考えさせられました。

 

そうした経験を踏まえて、私たちが見て感じてきたことを他の人に伝える場のひとつとして日本ユニセフ協会のご協力のもと、募金活動と講演会を実施しました。

特に、同世代に伝えたいという趣旨のもと、講演会は中央大学の学祭と学祭期間中のミニオープンキャンパスで開催しました。

 

いざプロジェクトは始まりましたが、成功を阻むいくつかの困難がありました。

 

メンバーがそれぞれ就職活動や大学院受験等があったため、限られた時間・日程の中で最適な進め方を見つけることが私たちのチームの課題でした。現地調査に行った昨年の活動では、メンバー全員で多くの時間とエネルギーを割いて研究を行いましたが、今回は十分な時間が割けないため、昨年とは異なる難しさに直面しました。

予定が合わないため深夜遅くまで電話で会議することもありましたが、メンバー間のすれ違いが生まれ、プロジェクトを実施する目的を見失いそうになることもありました。

そんな時にいつも支えてくれたのがフィリピンで得た経験を日本の学生に伝えたいというチームメンバー共通の想いでした。

 

また、学祭の期間中は楽しむ目的で来校する人が多く、比較的真面目な内容の講演会に人を集めるのは簡単ではありません。

事前に大学側へ申請して、学内の多くの場所にポスターを掲示させていただき、大学HPでも共有を依頼しました。それだけでなく当日も声がけを行うことで、学生のみならず多くの社会人の方々に来ていただきました。

 

講演会では、参加者一人一人に身近なところから行動を起こしてもらうことを目指し、児童労働について現状どのような問題が起こっているのかを写真を用いて説明した上で、グループワークを取り入れ、能動的に参加できるよう注力しました。

アンケートでは実際に行動を起こしたいとのコメントも寄せられており、うまく趣旨が伝わったのかなと感じています。

しかし、当日はグループワークがあることで途中退出があったり、1時間という講演会のスケジュールが長いというお声も頂き、より広く多くの方々に知っていただくには、まだまだ改善点があると感じました。

 

募金活動は大学に近い多摩センター駅と中央大学生協内で実施しました。

人通りが多い多摩センター駅では、通行人になかなか立ち止まってもらえませんでした。

10月末の少し肌寒くなってきた季節の中、どう呼びかけたら関心を持ってもらえるかが課題でした。したがって、わかりやすく短いフレーズを選び、遠くからでも見えるよう大きなパネルを作成するなど、通りかかる人に立ち止まってもらえるよう工夫しました。

生協ではオリジナル動画を作成し、昼食を買うお昼休みから夕方まで募金活動を行いました。4日間で合計10万円ほどを募ることができました。

 

今回の活動の中では、抽象的だったアイデアが、打ち合わせをしていく中で形となり実現していく様子を実感できたことが非常に楽しかったです。

今回募金活動やワークショップを行うことができたのは非常に良い経験ですし、勉強にもなりました。

これらのイベントを企画していく中で、時には意見の衝突もありましたが、結果としてよりいいものを創ることができたのでそれもよい後日談になりそうです。

参加してくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。また、この記事を見て国際協力について勉強したいと思った方がいれば幸いです。

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中央大学4年生。経済学部11期林光洋ゼミナール所属。

頼りないと見せかけてやるときはやる。宮城県仙台市出身。