新潟っこ

VoY全国駅伝
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大学に入り、故郷の新潟から出てきて東京で暮らすようになってもう4年。人ごみの多さにも慣れたし、駅でも迷わなくなったし、おしゃれな場所もたくさん知ってるし、いつの間にか、お酒も飲めるようになりました。新潟にいた頃より少しはいろいろ分かるようになっているつもりです。夜の新宿や銀座なんか歩いちゃって、「都会の女なのよ、私」ってフリしちゃったりして。中身はまだまだ田舎の冴えない女の子なんですけど。

前置きはここまでとして、東京に出てきてから生まれ育った新潟市が好きになった気がします。家族や昔からの気心の知れた友人や知り合いが待っていて、思い出が詰まっているから、個人的にそう思うのかもしれませんけど、それにしても海も川も山もあって、いい街(笑)。

実は、記事を書いている今、新潟に帰省中でして、だから、帰省中に撮りためた、新潟の(個人的に)綺麗だな〜って写真をご紹介(幼馴染がモデルしてくれました)。ちょっと新潟に来てみようかな?って思ってくれたら嬉しいですし、別にこんな景色どこでもあるじゃんって思ったら、まあそうなのかも笑。

まずは、雪と田んぼ。新潟っていうと雪と田んぼを思いつく人多いから笑。

それにしても、最近雪が降らなくなりました。小さい頃は家の前の坂でよくソリ滑りをしたり、かまくら作りをしてましたけれど、最近はそこまで雪が積もることが少なくなった気がします。雪かきが楽なので、ありがたいといえばありがたいのですが少し寂しい気もします。

それから日本海。これは夏の海。

東京に出てきて、初めて太平洋を見たのですけれど、比べてみて日本海が荒々しいと言われる理由がわかりました。新潟市の海岸からは、晴れている日は海の向こうに佐渡島が見えるのですが、太平洋って見渡す限り海ですよね。

新潟市内の古町にある燕喜館。白山神社という神社に隣接しています。昔の日本の家屋の中でお茶が楽しめます。昔の日本の家屋について特別詳しいわけではないのですが、暑い夏に行っても建物の中はひんやりと涼しくて静かで不思議だなあ、と訪れるたびに感じます。この建物は長い縁側があるんですけど、春にそこで友人とぼんやり過ごすこともあります。

やすらぎ堤と萬代橋。やすらぎ堤はジョギングや犬の散歩をする人がたくさん。市民の憩いの場になっています。所々ベンチがあるのですけど、この写真を撮ったベンチは萬代橋も朱鷺メッセも綺麗に見えてベスト・ポジションなのではないかな。

角田山の方に向かって海岸沿いに車を少し走らせるとワイナリーと宿泊施設、レストランやスパが揃ったカーブ・ドッチがあります。ここはひとつひとつの建物や庭園がとても綺麗で食事もおいしいですし、新潟でも特にお気に入りの場所のひとつ。周囲を山で囲まれた敷地の中に広いワイン畑が広がっており、その中に洋風の建物がポツンポツンと立っていて、ちょっとした海外の避暑地みたいかな。

これは新潟市内にある、ルーテシアというケーキやさんのケーキです。ここのケーキは、ちょっと凝っていて、可愛らしいんです。

上の3つの写真はどれも古町で撮ったもの。今では繁華街の中心が万代の方に移ってしまって、古町が廃れてしまってきているのですけれど、昔ながらのアーケード商店街や、ちょっとおしゃれなカフェ、古着屋さん、老舗の洋食屋さん、セレクトショップなど、歩いてみると意外と楽しいところ。

とりあえず、今回はここまで。主観ばかりの新潟の紹介ですみません笑。

書き始めた時は新潟にいたのですが、書き終わる今はもう、東京に帰ってきてしまいました。幼い頃は東京で暮らす予定なんてなかったのに、東京に出てきて、数年前には出会うと予想もしなかった仲間が周りにいて、不思議だな、なんて思います。

書きながら、いわゆる、「青春」と呼ばれる頃のことを少し思い出しました。そんな昔のことではないけれど。新潟っことしての青春は悪くなかったです。シンプルに楽しかった。

もし良かったら、新潟に来てくださいね。根拠はないけれどいいところだと思います。


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