ゴミの分別、できていますか?

ボイス

VoYJ編集部編注:この記事は、SDGs文化祭(https://kanto.esdcenter.jp/sdgs_culture-fes2020-04/)に参加していた高校生が書いてくれた記事です。他の参加者の記事はこちら(https://voiceofyouth.jp/archives/3812https://voiceofyouth.jp/archives/3243)。高校生がSDGsに関してどのようなことを考え、どのようなボイスを投げかけているのか、その一端を感じていただければと思います。

 

いきなりですが、読者の皆様に質問です。

これはなんでしょう…? 

正解は、ペットボトルです!

 

続いて、二問目。

正しい捨て方はなんでしょう?

正解は…、場所によって変わります。

少しずるい!と思われる答えだったかもしれません。

一応、日本では基本的に「キャップやラベルを外し、中身をすすいで潰して、正しい場所に出す」とのように言われています。

 

しかし、ここで私が言いたいのは、地域によって、国によって、ゴミの分別方法は異なっているということです。

 

普段生活している中で、「廃棄方法は各市町村の指示に従ってください」という文言を見たことがある方も多いと思います。

 

先ほどのように、日本ではペットボトルをこのように分別廃棄していることが多いですが、世界に目を向けてみると、アメリカではリサイクルビンに入れ、メキシコでは、多くの場合普通のゴミ箱に捨てていたような印象があります。

 

そのように場所によってリサイクル方法などが変わるのであれば、そもそも、なぜ私たちはゴミの分別を行うのでしょうか?

そうするように決まっているから?

環境に “優しい” から?

でも…めんどくさくない?

 

私の意見では、ゴミの分別は環境への流出を防ぐためだと思っています。

例えば、プラスチックなどが一度環境に流出してしまうと回収が難しいから、その手前、ゴミを廃棄する段階できっちりと流出を防ぐことが大切なのだと考えます。

 

しかし、ゴミの分別をしっかりとやろうと思っても、私の経験上、日本はゴミ分別制度が特に複雑だと感じています。

それだけでなく、制度を理解する以前に、そもそもゴミや捨て方に対する “意識” が違うと思いました。

 

例えば、メキシコに留学中、

「このペットボトルどこに捨てればいい?」と聞いたことがありました。

「ペットボトル?ゴミだからゴミ箱(燃える)に捨てていいよ。」と言われ、リサイクルしないの!?と驚いたことを覚えています。

それから意識をして周りを見てみると、学校にもリサイクル用のゴミ箱はなく、ほとんどリサイクルがなされていない、そして、そもそもそのことを気にしていない、ということに気がつきました。

 

ここで私は、日本のゴミ分別の制度にきっちりと従うというようなことを経験したことがない外国の方が、日本で生活したらどう感じるのだろう、と疑問に思いました。

 

ゴミ分別は本当に複雑です。

場所によって適している回収方法、リサイクル方法、適切な処理方法などが変わってくるからです。また、リサイクル方法だけでなく、リユースしやすい、リサイクルしやすい形や材料の開発など、日々技術は進歩しています。

 

ここで私たちができることは、ゴミ分別に対する意識を改めて持つことだと考えます。

 

先ほどの例のように、リサイクルについて知らない、意識を持っていない人もたくさんいます。けれど、だから “悪い” ということではありません。

知らないことを認め、知り、理解し、実践すればよいのだと私は思います。

そして、そのことを他の人と共有し、どうすれば持続的な社会を作れるのか意見を交わす義務が、私たち地球人にはあるはずです。

“義務” と言いましたが、教えているという正義に囚われて、価値観を押し付けることだけはしてはいけません。

 

もともと私が疑問視した、日本のゴミ分別制度の複雑さに関しても同じことが言えると思います。もしかしたら身近なところに、在日外国人の方がいて、制度とは異なったゴミの分別をしているかもしれません。その時には、彼らの国では正しいゴミ分別方法かもしれない、地域のゴミ分別制度について知らないかもしれない、そもそもゴミ分別に対して意識が違うかもしれない、という意識をを念頭に置いて、伝えることが大切だと思います。

 

ただし、もう一度言いますが、日本の制度が “正しい” ということはありません。日本はゴミ分別の細かさにおいて、そしてそれを守っているという点において、衛生面では高く評価されています。しかし、リサイクル方法などの観点で考えると、実は問題が山積みだったりもします。

 

国によって、地域によって、そもそも一人一人が違う価値観を持つことは当たり前のことですし、みんながみんな全てのことを知り尽くしているわけではありません。

 

実際、この記事を書いている私も、世の中を知り尽くしているスーパーエキスパートでも、リサイクルやゴミ分別のプロフェッショナルでもありません。飼い犬と日向ぼっこすることが好きな、一人の高校生です。

けれど、この記事を書くように、自分でできる範囲で学び、自分の考えを発信して共有することはできます。

 

国連が設定したSDGs。

リサイクルという関連で考えると、12番や14番の解決に繋がっていると思います。

しかし、解決策を考える、技術が発展していく、ということだけでは、問題の解決はおろか、持続可能な社会にはつながりません。

私たち一人一人の改めた意識と行動がなければ、本当の持続可能な社会は存在 “する” ことができないと私は思います。

SDGs達成目標年まであと10年をきりました。

今年2021年からは、海洋プラスチックを含む”海”に着目した国連の活動も始まっています。(https://www.oceandecade.org

 

だからこそ今、知らないなあと思うことに、知ってみたいと興味を持ち、積極的に学び、共有し合い、一緒に身近なところから実践する。

このことが、持続可能な社会をみんなで作り上げていくことに繋がる、私はそう思います。


 

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