自閉症は個性

この日なんの日

 

みなさんは「自閉症」と聞いて何を思いますか?

 

私が「自閉症」とネットで検索して最初に出てきたその定義は、「幼い子供に発生する精神発達障害。ことばの遅れ、特定のものなどへの固着、対人関係での孤立などを示す。脳の機能障害によると考えられる。」というものでした。¹‏

 

専門的な知識を持つ方々の中では、自閉症・アスペルガー症候群・広汎性発達障害などの症状を統一してASD(自閉スペクトラム症)と呼んでいるようで、ASDの他にSLD(限局性学習症)も脳の機能障害に起因する症状として認知されています。² それぞれ、自閉症・学習障害というような抽象的な言葉で示されることが多く、皆さんもこちらの方がイメージし易いかもしれません。

 

一般的に、「自閉症」という言葉を聞いてネガティブな印象を持つ方も多いと思います。自閉症だけに問わず、「症」・「障害」という言葉が付いている事自体にネガティブな印象を受けるのは、その漢字の意味を理解する日本人なら当たり前のことだと思います。ここで1つみなさんにも考えてもらいたいことがあります。そもそも、「自閉症」とされる特徴を持つことが、なぜネガティブなことにつながるのでしょうか?例えば最初に引用した自閉症の定義にあるように、対人関係で孤立する傾向を持つことは、その子自身にとって悪いことなのでしょうか?その子自身は、それを障害として認識しているのでしょうか?

 

 

 

今回私が伝えたいことは、シンプルに言うと、「自閉症って全然ネガティブなものじゃない。むしろ、個性的で素敵だ。」ということです。

 

私がこんなことを考えるようになったきっかけは、知的障害と自閉症の特徴を持った友人との出会いです。その方は、スーパーマーケットで社員として働いており、働いている姿からは障害を持っているようには見えません。責任感を持って商品の整理等を行っており、誰よりも真面目で一生懸命な方です。話している時は常に明るく笑顔で接してくれる方で、楽しい会話ができます。

 

ただ、その方との会話の内容には1つだけ特徴があります。それは、数字の話が多いことです。彼は、非常に数字に強く、計算も早く、正確に暗記することができます。例えば、一度誕生日の話をすると、西暦から日付まで次に会った時にも必ず覚えています。そして、「あ、西暦〇〇年ってことは平成〇〇年だね。」と、西暦と元号をすぐに照らし合わせて口にするという具合です。実際にこの方と会話するとみなさんも感じると思いますが、「これは才能だ!」と毎度驚かされるのです。

 

今回私がこの方との交流について記事にしようと思った理由は、「自閉症」に当てはまる特徴を持った人々は非常に個性的であり、素敵な特徴の持ち主であることを伝えたいと思ったからです。そして、社会や人々が「障害」に対して持つネガティブなイメージを払拭したいと思ったからです。

 

このような特徴を持つ人々を、社会側がどう捉えるか/受け入れるかが人々の社会における立場を決定する大きな要因となるでしょう。言い換えれば、健常者である人々の考え方によって、特定の特徴を持つ人達を社会的弱者とみなすかどうかが決まるということです。

 

この拙い文章から、みなさんがどんなことを感じ取ってくださるのか、私の思いが伝えられているかどうかわかりません。ただ、少しでも自閉症をはじめ、障害を持った方々に対する考えがポジティブになるといいなと思います。

1) Definitions from Oxford Languages

2) https://www.adhd-info.jp/educators/adhd-about/event.html

3) https://www-overseas-news.jsps.go.jp/wp/wp-content/uploads/2018/04/2017kenshu_03was_toshima.pdf

 


 

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