私はオンライン上でメッセージを送るとき、よく悩んでしまうことがあります。
それは、文末に何をつけるか、です。
何のことやら?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
では、下の4つの文を見てみてください。
①そうなんだね
②そうなんだね。
③そうなんだね!
④そうなんだね笑
どうでしょう、言いたいことが少し感じ取っていただけたでしょうか?
ずばり私が悩んでしまうことというのは、顔の見えないオンライン上で、しかも比較的短い文章で、いかに上手く自分の気持ちを伝えるか、ということです。
上に書いた、「そうなんだね」というとても短い言葉を伝えるだけでも、例に挙げただけで4種類あります。
しかも、実際のところ、表現方法は4種類などではありません。
「そうなんだね…」と深く相手に共感するものもあれば、「そうなんだね!!!」と全力で共感するものもあり、さらには「そうなんだね(*_*)」と顔文字を使うものなどなど、その表現方法の多様さには驚くべきものがあります。
さらに、どの表現も「相手に共感している」という点では同じですが、表現が少しでも変われば、おのずと相手が受ける印象も変わります。
一般に、オンライン上での文字だけのコミュニケーションは誤解が生じやすいため、注意してメッセージを送らなければならないとよく言われます。
確かにそうだと思います。受け取る相手がどんな心境か、どんな状況にいるかは分かりませんし、可能な限り丁寧にメッセージの表現方法を考えた方がよいでしょう。
しかし一方で、これが今回の記事でお話したいことなのですが、
私は、過度に相手のテンションに合わせたり、語感を柔らかくするため、笑っていないのに無理に(笑)をつけたりしなくてもいいとも思っています。
なぜなら、メッセージには、受け取る相手がいるのと同様に、送るあなたがいるからです。
相手を思いやるのはもちろん大切なことですが、あなたが今どのような気分で、何を感じているのか、相手のメッセージを読んでどう思ったのか。
それも同じように大切だと思います。
ですから、例えばなんだか気分がのらない時。
相手が送ってくれた、ビックリマークでいっぱいの元気なメッセージに正直面食らってしまった時には、無理にその場の空気を読まずに、あなたの今感じている気分に合う温度で、返事をしてみる。
ちょっと聞きにくいけれど、あなたにとって大切なことを相手に尋ねる時。
いつもなら(笑)をつけて語感を和らげるところを、自分の気持ちに正直に、まっすぐに尋ねてみる。
そのように、相手を思いやるのと同時に、自分のことも思いやってみるのはどうだろう。
もしかしたら、もっと楽に、心地よくメッセージのやり取りができるのではないか。そう思ったのです。
その場を上手く進めるためのコミュニケーション術は、やはり便利で、相手との衝突を減らすことができると思います。
しかし、それだけではなくて、相手が自分のメッセージを読んでどう感じたか、何を考えているのか。そんな相手の気持ちが感じられるような、そんなコミュニケーションも、私はとても好きです。
とは言いつつも、そんなことを書いている他でもない私自身、相手がビックリマークをつけているから、つけた方がいいかな…とか、
(笑)って打っておいた方が円滑に話が進むかな…などと考えて、時々疲れてしまうのですが。
相手と、自分の双方を大切にした、思いやりのあるコミュニケーションをオンライン上でとれるように、私は自分に素直になってみることから、心掛けてみようと思います。
ここまで、つらつらと思うままに書いてきてしまいましたが、
この記事を通して、オンライン上のコミュニケーションに少し疲れを感じている方に、同じようなことを感じている人がここにもいますよ、とお伝えできたらうれしいです。
お読みいただきありがとうございました。

新たな学びへ向かう予定。地方在住。読書・音楽を聴くことが大好きです。