seize the day

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「いつも僕学生さんに言うことがあるんですよ、
今を生きろって」
この間、体の調子が悪くて何もできないからどうせならと思って行った美容院である美容師さんに言われた言葉。
なぜだかその後、自分のこころとからだが少しだけ軽くなったような気がしたのです。
普段、こんな風に思う人も多いのではないでしょうか。
毎日つらいな、楽しいこととか何もないな、なんのために生きてるのか分からないな、と。
めまぐるしく過ぎていく日々の中に大事なものを忘れてはいませんか。

勉強に追われ、時間を切り売りするようにして人に会い、忙しさの中に自分が埋もれてしまうような毎日の中に聞いたその言葉が、私の胸に響いたのは必然のことだったのでしょう。

「人生なんて何するのも自由なんだからさ、本当は何したっていいんだよ、ただ人生死ぬときに後悔が残るような生き方さえしなければね」

非常にシンプルで明快なメッセージ。さまざまなところに落ちている、当たり前のようでそうでないコトバ。これを聞いてふと私が思い出したのは「今を生きる」(原題:Dead poets society)という映画です。

この映画では、厳格な規則に縛られる全寮制の学生たちの元に少しばかり風変わりな英語教師が赴任してきます。斬新な授業を行う教師に戸惑いを覚えつつも、学生達は次第に彼の魅力に惹かれ自由な生き方を学んでいきます。

映画の中での有名な台詞にこんなものがあります。
授業中にいきなり机の上に立った英語教師が生徒に自分がなぜこんなことをしているのかを聞くのです。

“Just when you think you know something, you have to look at in another way. Even though it may seem silly or wrong, you must try.”
彼は生徒に、人とは違う視点で物事を考え自分の生き方を選ぶことの大切さを説き、同時に詩を通して生きることの素晴らしさを伝えます。制作されてから30年ほどたった今でも名作と讃えられるのは、この映画が時代を超えて人に訴えかける普遍的なメッセージを含んでいるからではないでしょうか。

高校生の頃、この映画を見て感動した私もあっという間に過ぎていった数年のうちにこの教訓を忘れてしまっていたようです。
社会に出て、組織に属して、年月が経てば経つほどこうあらなければならないというような固定観念が増えていきます。しかし、それでも自分にとって大事なことを忘れないこと、周りにある友情や愛の美しさに感動すること、この世の中を美しいと思えること。それがなければ何のために生きていると言えるでしょうか。
自分は人生のどの時点においても自分の目で世界を見て、聞いて、自分が「いま」を生きていると胸を張って人に言えるようなそんな人生を歩みたい、そしてそんな人が増えるような社会をつくりたいと心から思ったこの頃です。

“Seize the day Boys. Make life extraordinary.”

 


 

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