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春休み、1ヶ月間の甘くて楽しい
韓国への帰省が終わりました。
あと数日で日本に戻ります
私の国ではないところに、私は戻ります
なんだろう、なぜか寂しさが涙の形になって
頬を伝います
戻る場所と帰る場所は、必ずしも同じではないんです
一つの場所に限る、というものでもないんです
複数の居場所があるからこそ、毎回別れの挨拶をしなければならなくて、
毎回別れの前夜にはしくしく泣いてしまうのです。
私が帰るべき場所はどこだろう
長期休みの時にしか滞在しない韓国の実家
毎日の私の暮らしの基盤になっている日本の小さな部屋
正直、私の帰るべきところはどこにあるのか
私もよくわからなくなってきました。
私はおそらく、国や場所ではなく、人に帰るのです
場所はものを言いません
「おかえり」を言ってくれるのは人なのです
私の帰りを待ってくれる人がいるのであれば
私はいつでもどこでもそこに帰ることができる
そう結論付けた、空虚な心の夜です。
21歳、韓国生まれ韓国育ちの留学生。都内の国立大学で経済学を専攻。日本には大学から留学しており、就職も日本でする予定。趣味はお菓子作り・料理、登山、筋トレ、雑誌コラージュなど。幅広い趣味を広く浅くやっている。人にお薦めされたもの・ことは是非とも体験せねば!と思う派なので、ついつい多趣味になりがち。
外国人として日本で暮らすことや、日々の気づきなどを発信する予定。
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