こんにちは。今回は私の大好きなBLACKPINKについて語りたいと思います。
KPOPが有名になる少し前に、当時小学生だった私は、後輩からBLACKPINKの存在を教えてもらいました。その時聞いた曲は『BOOMBAYAH』という曲で、テンポの速いラップと低く重たいメロディに圧倒されました。こんな曲がこの世界に存在しているとは思えなかったのです。彼女らの強く真っすぐな目と、力強く大きく踊っている姿を見たときの衝撃は忘れられません。そんな彼女らをみて私はふとその時思いました。
「私も、こんな強い女性になりたい」と。
小学生だった私は、自分のアイデンティティというものにひどく悩んでいました。
日本人の血も入っていない純韓国人で、日本に住んでいて父や母と歩きながら韓国語をしゃべるとジロジロと見られたり、こそこそ何かをささやかれるようなことをされたりしました。勘違いとは当時思うことが出来ませんでした。それは、私自身の認識の中で自分自身が韓国人であるという自覚があったからです。それが原因であると考えることが習慣化したのです。学校で私の名前の苗字をからかう子達もいました。それらを経験していくにつれて、私の中では、「もう韓国人であることを偽ろうかな。日本人の親戚がいるって嘘をつこうかな。」とか、「韓国語はしゃべらないようにしよう。」などと、次第に日本人のようにふるまうのが正しいと思い始めるようになっていました。こうして習慣化していったのです。
そうなってしまった私に、「韓国人であるという自身のナショナリティーに誇りをもって、そして何よりも、心の強い人になりたい!」と思わせてくれたのがBLACKPINKなのです。
実はこのグループには、タイのメンバーであるLISAがいます。彼女は韓国で活動する際に様々な非難を浴びました。「タイ人が韓国で稼ぐな」などと。
それでも、彼女のあきらめずに自分を信じてファンの期待に応えてくれる優しさや、強くて真っすぐなラップに心を惹かれた人が何万人もいます。今では一人のアーティストとして世界トップレベルまで上り詰め、今年はMTVのKPOPソロアーティスト賞を受賞したほどです。他のメンバーも彼女同様、自分のアイデンティティに囚われず、アーティストとしてかっこいい素敵な音楽を作って歌うということに専念しており、ステージ以外でも、彼女らが魅せるファッションセンスの高さや心に来る自信たっぷりのラップを強みとして、世界で活躍しています。そんな彼女たちを見て、私も自身のアイデンティティに囚われることをやめるようになりました。そんなことを考えるよりも、自分の持っている能力や強みというものを強化して生きた方が自分のためになることが分かったんです。「私がどこから来たのか」とか「どこの国の血を持っているか」ということは、その人の存在意義や持っている能力の評価に値しないと思う様になったのです。
そして、国関係なく人々がつながるのはやっぱり音楽なのだと気づかされました。
どんなにつらいことや苦しいことがあっても、音楽は裏切ることはしないと信じています。評価というものが存在しようと、その音楽をどうとらえるかは様々で、そこにある多様性に常に感動します。
彼女たちのこれからの活躍も楽しみにしています。そして何よりも、これを見ていただいている皆さんには、ぜひたくさんの音楽に触れあってみてほしいです。今まで避けてきたような音楽が、実は歌詞を見てみたら自分に近かったり、求めていた言葉を言ってくれたりすることがあります。全く違う国の音楽を聴いてみるのもありです。方法は沢山あります。
これを見た方がいつか素敵な音楽との出会いに巡り合えるよう願って、今回の記事を終わりたいと思います。
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・BLACKPINKとは(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/BLACKPINK
・BLACKPINKオフィシャルサイト
https://ygex.jp/blackpink/
・『BOOMBAYAH』(YouTube)
https://youtu.be/bwmSjveL3Lc
・一番再生回数の多い『DDU-DU DDU-DU』(YouTube)
https://youtu.be/IHNzOHi8sJs
[1] blackpink – 検索 (bing.com)
hello, yenaです。沖縄にある私立学校2年生の17歳です。
今は国際バカロレアコースに所属しておりVisual Artsを専攻している通り芸術が大好きです。絵画のジャンルはシュルレアリスムとモダニズム、音楽はhiphop、rap、kpopが好きです。趣味は旅行、食、アートです。好きな料理は南米系、旅行はフランスに行くのが夢です。興味のある専攻は心理学とデザインで、今はフランス語習得が目標。海外大学進学予定。