本を出版して改めて実感

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私にはいつか本を出版してみたいという夢がありました。どんな本をいつ出版したいのかは全く予定もたてておらず、ただの夢で終わってしまうのかな、なんて思っていました。しかし、ここ一年くらいで私の夢は明確な目標へと変化しました。17歳の誕生日(2021年5月5日)までに本を出版すること。それが目標に。普段から自分で日記のようなジャーナルを書いていて、私自身そのジャーナルに度々救われていました。もしいつか自分の書いた言葉で誰かが救われたら、どれほどいいことなんだろうなんて思うようにもなりました。2021年4月4日、私は16歳で人生初の本を出版しました。英語のノンフィクションで、若者の視点からみる生活の中の様々なトピックに触れたもの。メンタルヘルスから人間関係、自分探しから啓発活動までエッセイ集のような本になりました。本を出版するとたくさんの友達や先生方が購入してくれ、たくさんのフィードバックをいただきました。一番多かったのがメンタルヘルスの章に対する共感でした。

 

今日は本でも取り扱ったメンタルヘルスというテーマについて、話していこうと思います。フィードバックをもらって改めて気づいたことや、多くの人にわかってほしいメンタルヘルスの重要さについて、これから話していこうと思います。一人で抱えてしまうことが多いあなたへ、説明できない感情で辛い思いをしているあなたへ、ただただメンタルヘルスについてもっと知りたいあなたへ、是非最後まで読んでみてください。

メンタルヘルス関連の問題は、人生で一度は経験する人がほとんどです。しかし、それを経験するときに対処法を知っているか知らないかで全然違うと思います。不安を感じる日々が続いているときに、「今、私が感じていることは、特別なことではない。大丈夫だ。こうすればよくなる。誰にだってこういう日々はやってくる」と自分に言えるかどうかで全然違う。本を読んでくれた友人は私にこうやって言ってくれました。「日々の生活の中で忙しくなったり、考え事をしているうちにストレスを溜めてしまったりすることが多いのよね、、。でもこの本を読んで、自分の中で安静な状態を保つことの重要さを改めて実感したよ」と。私はとてもうれしかったです。なぜなら本の目的が果たされたから。自分の感情、経験、学びをまとめてそれを発信するのももちろん目的でした。でも密かに望んでいたのは、これで誰かがちょっとだけでも助かるということ。ちょっとだけでも気持ちが楽になって、少しだけ笑顔が増えるということ。

日々の生活で感じるストレスも、メンタルヘルスに直接関連しています。心理学者でもなんでもない高校生の私にでも、メンタルヘルスの影響は理解できます。メンタルヘルスって軽視しがちですが、実は自分の中で安静な状態を保つことが一番健康につながりますし、忘れることはあったとしても、大切さをたまには思い出すことが大事なのではないでしょうか。どんな人でも健康を最優先する権利はありますし、メンタルヘルスも健康の大きなポイントです。本当に辛い時は無理しなくていいし、それを理解してくれる人がそばにいるのであれば正直に伝えたらいい。そんな人がいなければ、相談できる相手を探すと少しは楽になるはずです。メンタルヘルスの問題って人に相談しにくかったりしますよね。でも体の怪我とは違って、本当に話すだけで治る部分があるのです。相談したら迷惑かななんて思わずに、今こそ健康を最優先しなきゃいけない時だと思って、勇気を出して相談してみてください。

メンタルヘルスの問題は決して恥ずかしいことではありません。もはやみんながいつか経験するものだからこそ、お互いの理解が必要なことです。人に対する優しさを忘れずに、広い心を持った人を私も目指します。本を読んでくれたみなさんに心から感謝しています。そして、本を書くことによって伝えたかったメッセージを素直に受け取ってくださり、自身の生活をよりよくするために活用してくれた全ての人に感謝したいです。メンタルヘルスの重要さ、私も改めて痛感しました。


 

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