あなたは、子どもと関わる際に何か意識していることはありますか?
私は、自分の言動が子どもにどのような影響を与えるのかということを意識しています。
このことを意識するようになったきっかけは、とあるボランティアで一人の子どもに出会ったことでした。
その子どもは、「自分には出来ない」といったすごくネガティブな発言を頻繁にする子でした。
私は子どもが好きで、それまでも色んな子どもと関わってきましたが、こんなにネガティブな子どもと出会ったのは生まれて初めてだったので、正直最初は関わり方に戸惑いを覚えました。
その子どもと関わる中で、ネガティブな考えを持つことは、自分の限界をすぐに決めつけることにつながりうるので、自分で自分の可能性を狭めないでほしいと思うようになりました。
このことを職員の方に相談すると、その子どもがネガティブな発言を頻繁にするのは、身近な大人である親がネガティブな発言をするからであり、ポジティブな声かけを私たちがコツコツすることが大切だということを教えてくれました。
職員の方からの言葉を聞き、身近な大人が与える影響力の大きさを痛感するとともに、子どもの可能性を周りの大人が狭めることほど悲しいことはないと思いました。
子どもは、大人の想像以上に柔軟性や吸収力に富んでおり、良くも悪くも身近な大人や周りの環境の影響を強く受けます。
そのため、子どもの可能性を狭めるか広げるかは、身近な大人や環境に委ねられているといっても過言ではないと思うのです。
私は子どもの可能性を広げる人でありたいと思うからこそ、このことをぜひ多くの人に知ってほしいと思っています。
いま子どもと関わる機会がある方は、このことをぜひ念頭に置いて関わってください。
いま子どもと関わる機会がない方は、自分が親という立場になった時にこのことを思い出してください。
私は一人でも多くの子どもの可能性が広げられることを願っています。