人生の正解ってなんやねん。

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思うのですが、就活ってめっちゃ難しくないですか?

 

そもそも、就職したこともないのに、就職先をたくさんの選択肢の中から選ばなければいけなくて、基本的にそれは一発勝負なの、やばいですよね。

この「やばい」という言葉は、意味わからんとか、ふざけんなとか、非常に子供っぽい逆ギレを何となく覆い隠してくれるのですきです。

 

今まで、正解、不正解で採点してきたのに、いきなり「ここからは正解はありません。」ってなるのズルくないですか?

 

1年前のわたしが思っていたことです。

 

大企業のほうがいい。いや、地方で働くのがいい。とりあえず働ければいいんじゃない?せっかく大学まで行ったんだから、ちゃんとしたとこ入りなよ。

色んな価値観があって、表立っては誰も言わないけれど確かに「人生の正解」はあって。

 

大学からの就職ガイダンスのハガキ、

スーツを着て歩く就活生、

フリーターとして働くバイト先の先輩、

お祈りメールを嘆く同級生たち、

 

色々な人がいたけれど、根底にあるのは「大学卒業したら就職して、数年したら結婚してという圧倒的正解ルート」。

なにより、わたしの中に、大きく根を張るこの価値観。

 

実体のない、でも確かにあるこの価値観に操られている気がして。

操られている自分がいやで、すべてを放り出したくて。

 

わたしは、逃げました。

 

たぶん、怖かったんです。

選択したことを失敗だと言われることが。

そして、自分でその選択を後悔することが。

 

わたしは、客観的に状況を見ることが得意です。

常に第三者視点で物事を見ることが出来ます。

でも、その客観者はわたしの選択や行動も常に監視しています。

そしてジャッジします。

 

成功か、失敗か。

正解か、不正解か。

 

でもある時思いました。

え、この人だれ?って。

 

よく分からない客観的な視点から見て正しい行動や選択、それに従う必要あるだろうか、って。

よく分からない、実体のない価値観に。

 

そして、その価値観の正体は、自分の選択や決断に自信の持てないわたしが作り出した「わたしの身代わり」なんじゃないか。

不正解だったとしても、失敗したと言われても、悪いのはわたしだけじゃない、そう思うための身代わり。

 

そうか、

 

正解は選ぶんじゃなくて、「正解にすること」なのか。

選択を正解にするのは、自分なのか。

自分で自分の決断に責任を持つこと、なのか。

 

選ぶこと。

決断すること。

選んだことを正解にすること。

 

とても、とても難しいことです。

でも、わたしは出来るようになりたいし、そのために頑張りたいと思った。

 

もうわたしは、誰かのジャッジに左右されません。

わたしは、自分の選択を失敗とはもう二度と思わない。

たとえ上手くいかなくても、時間がかかっても、「わたしの正解」にしてみせます。

 

 

そんなわたしが好きだし、そう在りたいと思ったから。

 

 


 

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