新しいものを受け入れられる素直さは、すべてがとてつもない速さで変化する現代にとって非常に大切な「スキル」だと考えられます。なぜスキルと表したかというと、素直さは鍛えれば身につくものだと思っているからです。
私には大学で大変お世話になっており、大好きな先生がいます。その先生は本当に変化と新しいもの・こと・出会いを楽しんでいます。どこにそんなエネルギーがあるのだろう?忙しいのにどんどん新しいことに取り組む姿勢は、自分も真似しようというより、真似しなきゃ!と思うくらいです。
ある日研究室でおしゃべりをしていたとき、先生に「最近みんながよく言っているYouTuberのけみおさんって知っている?」と聞かれました。私は「え?なんで先生けみおさんを知っているの?」と内心驚き、「知っています~、今とっても人気なYouTuberですよ~」と言いました。そして一緒に彼の動画を見ることになり、ふたりで笑いながら彼の動画を楽しみました。
この時感じたのは、新しいもの・ことを知るためには素直に受け入れる姿勢が大事だということです。この先生のように、例えば今若者の間で流行っていることを知るというのは、自身が新しいことを受け入れる素直さを持っているからできることなのではないかと思うのです。自分の芯を持つことは必要だと思いますが、一方で素直な姿勢という柔軟性を持つことも、生きていく中で重要なことだと思います。特に、情報社会でスピーディーな時代に生きている私たちにとっては。
とは言っても、素直であることって難しいです。今の私は素直でいることが難しいので、素直でいる癖をつけようと思っています。癖付けしたら自分の中で素直でいることが当たり前になるかなと思うので。癖付けするというのは、素直でいることを意識するということです。その方法として、自分の中の頑固な部分を認識して少しずつ素直になるように変えていくって感じでしょうか…。とりあえず「素直であること」を意識します。
大学4年生の私は卒業まで残り約10か月です。大学生という「自由」な期間では何でもできます。スポンジのように、経験した分大きく膨れて自分の身になる。この期間が終わってしまう前に、やりたいことがたくさんありますが、その1つは素直さを癖付けることです。たった10ヶ月、されど10か月ということで素直でいることを念頭に置いて学生生活を過ごそうと思います。
金沢星稜大学人文学部4年生。「やりたいことをやる、食べたいものを食べる、行きたいところに行く」がモットーです。興味のあるものはイスラーム、性的マイノリティ、日系人、軍縮、などいろんな分野にわたっています。現在、金沢の学生5人でムスリム観光客向けの「金沢ハラール対応店マッププロジェクト(ハマップ)」という活動を行っています!