子どもせんせいが教えてくれた “ありがとう”と”ごめんね” の話

ボイス

はじめまして、にんじんです。

現在、保育園でアルバイトをしています。

 

子どもたちは、私のことを “せんせい” と呼んでくれるのですが、

実は、私のことを “せんせい” と呼んでくれる彼らが、

たくさんのことを教えてくれているのです。

 

今回は、子どもたちが教えてくれたうちの一つ、

“ありがとう”と”ごめんね” のお話をみなさんにもシェアしたいと思います。

 

保育園にはさまざまなおもちゃがあるのですが、

全てのおもちゃが人数分あるとは限りません。

そのため、

自分が使いたい物を、他の誰かが使っている、

というのは珍しいことでとではありません。

 

そんな時、譲り合いが生まれます。

使いたいおもちゃを使っているお友達に、

“その〇〇貸して” と言います。

お友達が貸してくれたとき、

おもちゃを借りることができた子は、

“ありがとう” を伝えます。

 

ある時は、どうすればいいのかわからず、

勝手にお友達が使っているおもちゃを取ってしまう、

横取りが発生することもあります。

 

ある日のことです。

横取りを見ていた、別の子が、

“おもちゃ〇〇ちゃんが使っていたから、じゅんばんこ*”

と横取りをした子に声をかけていました。

その子は、自分の間違いを教えてもらい、

やってはいけないことをしてしまった事実に気がつき、

おもちゃを返すのと一緒に、“ごめんね” を伝えていました。

 

これは保育園でよく目にする、おもちゃの譲り合い、横取りのお話です。

 

ですが、ある日、突然、これらのやりとりを見ていて、

私の心がじーんと熱くなっていくのを感じました。

それは、単純に、子どもたちだけで、おもちゃのやりとりができることに感動したのではなく、

“ありがとう” や “ごめんね” を素直に伝えることができていない自分や、

“間違っている” と声をかけることができてない自分がいることに気がついたからだと思います。

 

みなさんはどうですか。

 

その後のシナリオを考えて、

相手がしてくれたことや、自分がしてしまったことに対して “感謝” や “謝罪” の気持ちを伝えられない人はいませんか?

 

また、不都合なことから逃れるために、

自分の周りの人が気づかずにしている “間違い” を教えることができない人はいませんか?

 

私たち若者や大人は、子どもよりも多くのことができて、多くのことを知っているかもしれません。

ですが、

できるようになったからこそ、知ってしまったからこそ、

できなくなってしまったこと、あるかも知れませんね。

 

子どもたちは、気がつけば、私ができなくなってしまっていたことを教えてくれました。

そしてこれからも、たくさんのことを教えてくれるでしょう。

私にとって子どもは、大切なことを教えてくれる “せんせい” です。

 

*じゅんばんこ、順番のことです。


 

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