レモネードスタンドの日

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この日なんの日
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突然ですが、6月16日は何の日でしょうか?

6月の中旬、日が差し、汗ばむようになり、レモネードが美味しい季節がやってきます。

そう、6月16日はレモネードスタンドの日です。

この日は日本の小児がん支援5団体によって定められました。アメリカでもレモネードスタンドの日が存在し、今年は6月1日から6月9日までです。

ではここで言う、レモネードスタンドとは一体何なのでしょうか。

あんまり焦らして、読んでいただけないと困るので、簡潔に一言で説明します。レモネードスタンドは小児がんの研究費を集めるため、アメリカの小児がんを患っていた女の子が始めた取り組みです。しかしそこには、一言では説明できない彼女の思いが詰まっています。

その女の子の名前はアレクサンドラ・スコット。1996年、アメリカ、コネチカット州のマンチェスターで生まれました。アレックスと呼ばれる彼女は1歳の誕生日の前に小児がんの一種である、神経芽腫が見つかります。彼女は闘病を始めました。

4歳になり、彼女は幹細胞移植を受けます。

移植を受けた彼女は、母親に「退院したら、レモネードスタンドを開きたい」と告げます。

それは医師たちに寄付をして、自分が救ってもらったように他の小児がんの子供達を助けてもらいたいという彼女の思いからでした。

退院したアレックスはそれを実現します。

家の庭に家族とともに“小児がん患者のためのレモネードスタンド”を開き、

たった1日で2000ドルを集めました。

そして彼女は闘病を続けながら、家族とともに毎年レモネードスタンドを開き続けます。

その姿は新聞などで紹介され、世界中の人々の心を動かしました。

小児がん支援のレモネードスタンドは全米に広がり、彼女は4年間で100万ドルを集めます。しかし、残念ながらアレックスは2004年8月に8歳でこの世を去ります。

彼女の死後も、この活動は続きます。アメリカのみならず、世界中でこの活動は広がり、日本でも小児がん支援のレモネードスタンドを応援する団体が多数存在しています。

彼女が初めてレモネードスタンドを開いてから、世界中で開催された“アレックスのレモネードスタンド”は6万を超え、そこで集められた多額の寄付金で小児がんの研究が日々進められています。

たくさんの寄付金や研究者の方々の努力により、小児がんの治療法は確実に進歩しています。しかし、日本では毎年2000人から2500人の子供が小児がんと診断され、5〜14歳の子供では不慮の事故を除いた死因の第1位です。治療法だけでなく、闘病中の子供達の就学など様々な問題が残っています。

では、医師でも、たくさんのお金を寄付できるお金持ちでもない場合、何ができるのでしょうか。

私は以前何度か小児がん支援のレモネードスタンドを開催したことがあります。

思ったよりも簡単で何より楽しかったです。友達とともに、呼びかけをしてレモネードを売って、お客さんに美味しいといってもらえる。そしてこんなちっぽけな私でもだれかの役にほんの少しだけ立つことができる。

人助けだけではなく、自分自身が楽しみ、成長できたレモネードスタンドは私にとって大切な経験です。

https://www.alexslemonade.org/about/meet-alex

アレックスの言葉に”When life gives you lemons, just make lemonade.”という言葉があります。この言葉はどんなに自分を取り巻く状況が酸っぱいものでも、レモネードを作るように甘くしていけばいいと言う、闘病をしながらレモネードスタンドとともに強く生きたアレックスの人柄を表していると思います。

その言葉の通り、アレックスは自らの力で人生を切り開きたくさんのものを残してくれました。確かに彼女の人生は短かったけれど、決してかわいそうなんかではない、濃くて意味のある人生を彼女は送りました。レモネードスタンドが開き続ける限り、彼女の想いは生き続けます。

「もし人生が酸っぱいレモンをくれるなら、それで甘いレモネードを作ればいい」

彼女の言葉とともに私たちも小さな一歩を踏み出してみませんか。

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高校1年生。リラックマとチョコレートが大好き。