今回の記事では、2024年5月18日(土)、19日(日)に東京大学で開催された五月祭にて行った、オリジナルの手鏡や缶バッジが作れるワークショップ「テヅクリファクトリー」について紹介します。
このワークショップでは、EMPOWER Project(https://empowerproject.jp/)のシンボルマークである「マゼンタ・スター」を使用したオリジナル缶バッジや手鏡づくりを参加者の方に体験していただきました。
EMPOWER Projectは、誰もが日々の生活の中で遭遇する「誰かの力になりたいけれど、声をかけにくい」「支援して欲しいけれど、頼みにくい」を乗り越えるアイデアを提案しています。「マゼンタ・スター」は、例えば妊婦さんや障害を抱える方など、助けを必要としている“当事者”ではなく、誰かに手を差し伸べる意思のある“協力者”が、その気持ちを表示するための「協力者カミングアウト」のマークです。このマークを身につけることで、自分に協力したい気持ちがあることを、声に出すより簡単に周りの人に伝えることができます。今回のワークショップでは、「マゼンタ・スター」を使用したオリジナル缶バッジや手鏡づくりを通して、困った時に協力してくれる人をみつけやすく、誰もが誰かのためになれるやさしい世界について、参加者の皆さんと一緒に考えました。作ったオリジナルの手鏡や缶バッジはワークショップが終わってからも「協力者カミングアウト」のマークとして使うことができる、オリジナルの手鏡や缶バッジを作りました。
当日は、白梅学園の生徒の皆さんにも実施に協力していただき、様々な世代の人が集う空間で、多くの方に参加していただくことができました。特にお子さんの参加者が多く、ご家族で楽しみながらワークショップに参加していただけました。用意されたシールやペンを使って、自分だけの「マゼンタ・スター」のデザインを完成させるため、少し悩みながらも楽しんで作業されている姿がたくさん見られました。気に入ったシールを選んだり、ペンで色を塗ったりしてデザインが決まった後、他のパーツと組み合わせ、グッズが完成したときに、世界に一つだけの「マゼンタ・スタ―」を手にした参加者の方々が満足そうな表情をされていたことがとても印象的でした。
また、18日には、別企画としてボイス・オブ・ユース JAPAN(VoYJ)の特別公開インタビューで特別ゲストとしてお招きしたTBSの井上貴博アナウンサーにも、缶バッジづくりを体験していただき、スタッフとの会話を楽しみながら、EMPOWER Projectの活動やマゼンタ・スターのコンセプトについて知っていただくこともできました。
ワークショップでは、ただEMPOWER Projectやマゼンタ・スターについて知っていただくだけでなく、実際に自分の手で何かをしてみることを通じて、EMPOWER Projectの目指す世界について触れたり考えたりしてもらうことができ、とても良い時間を参加者の方々と共有することができました。
参加してくださった皆さん、貴重な時間をありがとうございました。