UNICEFフォア事務局長のスピーチ@TED

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こんにちは!ボイス・オブ・ユース JAPAN(VoYJ)です。

当サイトのローンチの際に、私たちは国連児童基金(UNICEF)の事務局長であるヘンリエッタ・フォアさんと写真を撮る機会に恵まれました。

今日は、フォア事務局長のTED1)でのスピーチについてご紹介したいと思います。

動画はこちら

 

今日、世界には18億人もの若者がいます。これは人類史上最大で、彼ら・彼女らのニーズを満たすことは大きな課題であるとともに大きなチャンスでもあります。

 

力強い言葉でスピーチが始まり、彼女のUNICEFでの好きな仕事についての話が続きます。

UNICEFでの仕事で私が好きなことは、世界中の若者と話をしたり、会ったり、聞いたりすることです。そして彼ら・彼女らは私に自分の希望と夢について教えてくれます。すばらしい希望と夢を持っています。しかし、彼ら・彼女らは同時に恐れ・怖さがあると私に伝えます。

 

以降フォア事務局長は、世界中のユースが現在直面している問題をあげながら話を進めます。

まず教育の機会について

およそブラジルの人口に等しい2億人の青少年が就学の機会に恵まれません。世界的には、10人中6人の子供と若者が、読書と数学のための最低限の熟練度を満たしていません。

雇用について

毎月1000万人の若者が働く年齢に達している一方で、1000万もの新しい雇用は創出されていません。そして自分が必要とするスキルを身につけていないと心配している若者もいます。

そして暴力について

自宅、オンライン、学校、地域社会で暴力が起きていると言われています。残念なことに7分ごとに、世界中の若者の男の子や女の子が暴力行為によって殺されているのです。

最後に女の子たちの未来について

6億5000万。これは8歳の誕生日前に結婚した女性の数です。アメリカ合衆国の人口の2倍にあたります。彼女らはまだ子どもであるのに多くは母親となっていました。3人に1人の女性が、生涯にわたって身体的虐待や性的虐待に直面します。

フォア事務局長は、上に挙げた問題が『Generation Unlimited』(UNICEFと多くのパートナーが新しいグローバルイニシアチブのこと)を開始した理由であると説明します。

 

『Generation Unlimited』の目標は、2030年までに、全ての若者が学校、学習、訓練、そして、雇用のすべての機会を得られるようにすることです。この目標は緊急で野心的です。しかし、私たちは達成可能だと捉えています。だから私たちは最先端のソリューションと新しいアイデアを求めています。若者に未来のための戦いのチャンスを与えるアイデア。私たちは企業や政府、非営利団体、学界、コミュニティ、革新者にも手伝ってもらいたいと考えています。このプロジェクトは若者と共同で設計し、共同で作り上げるつもりです。

 

と、フォア事務局長は世界に訴えます。最後には、今、フォア事務局長と同様、世界を牽引している大人世代にも協力を呼びかけます。

私たちは大小、そしてローカルでグローバルアイディアを必要としています。これは最終的に私たちの責任です。若者は、私たちの世界を継承しようとしています。彼ら・彼女らのために希望と良い機会を残すことは私たちの義務ですが、私たちは彼ら・彼女らと共もあります。若者は世界の人口の25%を占めています。しかし、彼らは私たちの将来の100%となります。そして彼らはより良い世界を築くための戦いのチャンスを求めています。だから彼らの呼びかけに応えることは私たちの天職になるはずです。時は満ちました。急ぎましょう。18億の若者が私たちを待っています。

 

以上、フォア事務局長のお人柄の暖かさが全面に出た、素敵なスピーチでした。

ボイス・オブ・ユース JAPANに日本のユースが日頃の思いを発信することも、より良い世界を作ることに繋がると力づけられた気がします。これからも皆さんの投稿お待ちしております!


1)講演会の様子をインターネット上で無料配信しているアメリカ合衆国の非営利団体

神奈川県出身。東京大学医学部医学科在籍。幼い頃海外で暮らして以来海外旅行が大好き。世界中の子どもたちが笑顔でいられるようにするという大きい目標に向けて勉強中。