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	<title>アイデンティティ | ボイス・オブ・ユース JAPAN</title>
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		<title>アイデンティティの相対化</title>
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		<pubDate>Sat, 08 Mar 2025 03:00:12 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[家鴨]]></dc:creator>
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		<description><![CDATA[<p>国際女性デーボイスリレーの一端を担うこの文章においては、あえて女性から一般のアイデンティティに焦点を拡大して現...</p>
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				<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;">国際女性デーボイスリレーの一端を担うこの文章においては、あえて女性から一般のアイデンティティに焦点を拡大して現代の格差問題を考察してみようと思う。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">社会的に抑圧されていたり、不当に差別を受けている集団があるとすれば、彼らの権利を訴え、地位を向上させようとする運動は当然必要である。格差が自然と埋まるような構造を社会は有していない。むしろ、誰もが見て見ぬふりをし続ければ事態は悪化する一方である。ただ、その活動がある程度功を奏し、「彼らの地位を向上させる必要がある」という認識が（行動を伴うかどうかは別として）ある程度世間に広まると、彼らの権利を訴える活動はかえって逆効果になる可能性をはらんでいる。これは飽くまでそういう側面があると言っているだけであり、その活動自体には依然として価値がある。「彼らを守らなければならない」という意識は、自分と同じ地位にある人々に対して抱くものではない。それはつまり彼らを弱者だとみなしていることであり、彼らの自立を妨げるものである。ある集団の特定のアイデンティティに注目しすぎることは、彼らの人としての複雑性を見失うことにつながりかねない。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">話を女性の問題に戻すと、女性を解放する方法の一つとして、彼女たちの女性以外のアイデンティティに注目することや、逆に男性が抱えている問題に着目することが考えられる。我々は、女性というアイデンティティを相対化する段階に入っている。</span></p>
<hr />
<p><a href="https://voiceofyouth.jp/current_kikaku/iwd2025">「国際女性デーボイスリレー」企画ページはこちら</a></p>
<div class="saboxplugin-wrap" itemtype="http://schema.org/Person" itemscope itemprop="author"><div class="saboxplugin-tab"><div class="saboxplugin-gravatar"><img src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2025/03/image2.png" width="100"  height="100" alt="" itemprop="image"></div><div class="saboxplugin-authorname"><a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/ahiru" class="vcard author" rel="author"><span class="fn">家鴨</span></a></div><div class="saboxplugin-desc"><div itemprop="description"><p><span style="font-weight: 400">科学と哲学の両輪で世の役に立つ技術を。理科一類一年、陸上運動部</span></p>
</div></div><div class="clearfix"></div></div></div><p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/6373">アイデンティティの相対化</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></content:encoded>
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		<title>トランスジェンダーと呼ばれる私⑤：成人式という壁</title>
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		<pubDate>Mon, 02 Dec 2024 03:00:55 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[榎本春音]]></dc:creator>
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		<description><![CDATA[<p>私は今年、20歳になった。そして今年度の冬、成人式を迎える。 私は地元の公立中学で生徒会長をやっていたこともあ...</p>
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				<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;">私は今年、20歳になった。そして今年度の冬、成人式を迎える。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">私は地元の公立中学で生徒会長をやっていたこともあり、現在成人式の実行委員会に所属し、成人式に向けた準備を行っている。実行委員会には同じ中学校出身の人も数人おり、何人かで母校の中学校に関する事柄を担当している。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">一生に一度だし成人式には参加しよう、できることであれば力になろうと思っていた私であったが、同じ中学校出身のメンバーと会うような予定をいくつも控え、色々限界になってきてしまった。なので、自分の頭を整理したいという気持ちもあり、このボイスを書くことにした。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">中学校の時の私は、とにかく「女子」「シスジェンダー」、そして「普通の人」を演じ切ろうと必死だった。部活動と生徒会活動でとにかくスケジュールを埋め、休み時間も含めて忙しくすることで、女子を演じたり性別の悩みに意識的になったりする時間を減らした。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">私にとって中学校の時の思い出というのは、なんだか自我のないもので、映画のようなものだ。自分があの時間を生きたという感じや、本当の意味で周囲の人たちと関わったという感触がないのだ。もちろん、中学校で経験したことがあってこそ今の自分があるというのを頭ではわかっているのだが、自己イメージがとてもふわふわしていて、まるでそこにいなかったかのようなのだ。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">トランスジェンダーの多くの人が、社会的性別を移行するにあたり、移行前と移行後の人間関係や自我の間で、断絶が生まれる経験をするという話を耳にした。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">私の経験においても、大学で出会った友人たちと、中学校で出会った友人たちの間では、「私」の認識に大きな差があると思う。ほとんどの場合、大学の友人たちは私のことを「男性」の枠組みで認識するだろうし、中学校の友人たちは「女性」の範囲の中で私を捉えようとするだろう。また自分自身の認識に関しても、もはや「女性」を演じていた榎本春音は「無」であったようにすら感じられ、過去の自分と今の自分の間に連続性を感じられないのだ。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">そんな私にとって、中学校の人間関係というものは、なんだか気まずいものであり、過去の自分の影と向き合わねばならない瞬間を突きつけられるものである。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">私の中学校は地元の公立中学校なので、受験を経て入学する学校ではない。本当にさまざまなバックグラウンドや特性を持つ人たちがともに生活をする場であった。高校、大学と受験を経るにしたがって、段々と自分に近い考え方や話し方をする人が周りに集まるようになった。そのため中学校のコミュニティは、大学のそれと比べると、お互いに会話の前提だと思っていることが前提ではないことも多く、なかなか衝突や行き違いが多いのだと思う。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">中学校時代のある友人に以前、トランスジェンダーであることを話した際、「いいなー、かっけぇ。俺もトランスジェンダーって名乗ろうかな」と言われたときは、冗談だとは知りつつも腰を抜かしそうになった。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">こういったさまざまな要因が重なって、私は中学校までの人間関係を可能な限り避けてきた。しかし、多様な考えやバックグラウンドを持つ公立中学校での経験を持っていることは、幼い頃から受験を重ねてきた学生が多い東大のなかで、自分の財産だとすら感じることもあった。大学の授業や議論ではたびたび「社会」という単語がでてくるが、今の私を取り巻いている、私が経験している「社会」は、非常に限定的で偏ったものに過ぎない。私は、本当に「社会」を想像できているのか？それは難しい問いだと思うが、私の持つコミュニティの中で、もっとも社会に存在する多様な人のイメージを与えてくれるのが、中学校のコミュニティだと思うからだ。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">私は成人式を迎えるにあたって、このコミュニティに自分を置くことを大事にしたいと思っていた。また、私が生きたという感覚がない中学校の人間関係と、ちゃんと「私」として向き合ってみたいと思った。そして、過去の自分と今の自分をできるだけ断絶させたくない、過去から連続したストーリーを自分の中に落とし込みたい、と感じていた。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">そして成人式は、自分が生きる性別を移行していること、つまりトランスジェンダーであることを「もう恥じないし、隠さないし、そこから逃げない」ということを、自分自身に対して証明するまたとない機会だと思った。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">それでも、中学校の人間関係と向き合うことはとても疲れるし覚悟がいる。トランスジェンダーについてエンタメのように感じている人もいるかもしれないし、嫌悪感を持っている人もいるかもしれない。マイクロアグレッションに晒され続け、心がひどく傷を負うかもしれない。笑われるかもしれない。腫れ物のように扱われるかもしれないし、逆に、ちゃんと受け止めてもらえないかもしれない。これは中学校の人間関係だけでなく、日常的な不安要素ではあるものの、中学校のコミュニティには本当にいろんな人がいるということを感じているため、こういった怖さは普段より数倍大きい。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">大学の友人たちにこういった怖さを何気なく話したときには、「別に成人式とか行かなくてもいいんじゃない？俺も中学受験しちゃったから友達いないし、いかないかも」という人も何人かいた。確かに、強い不安を抱えてまで成人式に行かなくてもいいかもしれない。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">だが私は、ちゃんと行きたいと思っていた。実行委員に関しても、むしろ実行委員会の中で準備に携わった方が、よくわからないところに飛び込むわけではなくなるので、不安が薄くなるかもしれないと思い、引き受けることにした。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ところが、急につらくなってしまったのだ。自分でも気がつかないうちに、成人式に関わることが大きなストレスになっていた。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">成人式本番まではまだ時間がある。私はどの程度この成人式に関わり、中学校の人間関係と向き合うことができるのだろうか。そもそも当日、成人式に出席できるだろうか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">もし仮に出席できなくても、その時はその時だ。仕方がない。とりあえず気楽に日々を過ごしていようとは思う。</span></p>
<hr />
<p>&nbsp;</p>
<div class="saboxplugin-wrap" itemtype="http://schema.org/Person" itemscope itemprop="author"><div class="saboxplugin-tab"><div class="saboxplugin-gravatar"><img src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/03/スクリーンショット-2024-03-25-15.30.48.png" width="100"  height="100" alt="" itemprop="image"></div><div class="saboxplugin-authorname"><a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/enomoto-harune" class="vcard author" rel="author"><span class="fn">榎本春音</span></a></div><div class="saboxplugin-desc"><div itemprop="description"><p><span style="font-weight: 400">東京大学文科三類。教育学部推薦8期生。トランスジェンダー男性。教育、文化、芸術などについて日々吸収中！特技は吸収。</span></p>
</div></div><div class="clearfix"></div></div></div><p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/6303">トランスジェンダーと呼ばれる私⑤：成人式という壁</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></content:encoded>
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		<title>トランスジェンダーと呼ばれる私④：躰道</title>
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		<pubDate>Mon, 23 Sep 2024 03:00:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[榎本春音]]></dc:creator>
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		<description><![CDATA[<p>今回は、スポーツについて思うところを書いてみたいと思う。トランスジェンダーと呼ばれる私②：手術で、手術やホルモ...</p>
<p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/6221">トランスジェンダーと呼ばれる私④：躰道</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;">今回は、スポーツについて思うところを書いてみたいと思う。</span><a href="https://voiceofyouth.jp/archives/6181"><span style="font-weight: 400;">トランスジェンダーと呼ばれる私②：手術</span></a><span style="font-weight: 400;">で、手術やホルモン治療をする理由について書いた際、スポーツに関する理由を書き忘れたなと思ったのがきっかけだ。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">このボイスでは、世間で取り沙汰されているようなトランスジェンダーのスポーツ参加の是非について述べるつもりはない。ここでは、とにかく私自身が感じてきたスポーツに関するモヤモヤを、主観的に書き留めて置こうと思う。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">私にとって最も関わりの深いスポーツは、躰道である。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">あまり馴染みがなくて、ん？躰道？どんなスポーツ？と思った方も多いかもしれない。躰道は、琉球の空手から派生した、比較的新しい武道だ。特徴は、側転やバク転を始め、様々な３次元の動きを行うこと。私はこの武道を、父親の影響で、３歳から17歳までの14年間やっていた（とは言っても幼少期は遊びのようなものであったが）。小学生の時には、少年少女の全国大会に２度ほど出場した記憶がある。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">始めに書いておくと、まず私は躰道が好きだ。それは今も変わらない。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">親に少し反発していた小学校の頃は、嫌いだと思っていた時もあったが、やっぱり自分にとって大事な一部分でもある。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">ずっと指導をしてくれた上、まるで第二の親や親戚のように小さい頃から私を可愛がってくださった、清武会の清田義男師範には感謝しきれない。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">しかし、私は躰道を続けることができなかった。やめる時もとても葛藤があったし、今でも躰道での経験を思い出すと、たくさんのモヤモヤを感じてしまう。私はこのモヤモヤを言語化しなければならないと思っている。今回の記事は、私にとって、その大事な機会になるだろう。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">躰道で経験したモヤモヤのパターンを、以下のように３つに分類してみた。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">①スポーツに関係なく日常的に存在するモヤモヤ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">②一般的なスポーツのモヤモヤ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">③躰道のモヤモヤ</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">これらは、分類とは言ったものの、完全に分けることは難しい点は注記しておく。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">①と②は、大学の授業などでも触れられる内容であり、一般的なものだ。今回の記事では、簡単に述べるに留めておく。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">①には、例えば着替えの分離や、飲み会や稽古場での「女性陣」という括りでの呼び方、「〇〇ちゃん」呼びなどが当たる。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">②は、そもそもほとんどのスポーツが男女別で競うルールであるように、躰道もまた男女別で競うスポーツであるという点だ。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">①と②が私にとってストレスであったことは確かだ。ただし、私にとって一番辛かったのは、これから述べる③の部分、「躰道のモヤモヤ」に関する事柄であった。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">躰道には、「法形（ほうけい）」というものがある。これは、空手の「型」にあたるものなのだが、進化と創造を唄い、型にはまることを嫌う躰道では、この呼び方をする。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">そして、競技や審査で使う法形は男女で異なり、男性のための「体の法形」と、女性のための「陰の法形」があるのだ。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">前提として話しておくと、躰道で関わる人には、私はカミングアウトをしていなかった。なので、周囲の人は、私のことをボーイッシュなシスジェンダー女性だと認識していただろう。そのため、当時の私は、当然「陰の法形」で戦わなければならなかった。他の男性と同じ法形を練習することは基本的にできなかったのだ。正直に言って、めちゃくちゃ寂しかった。団体法形競技に出場するために、男女関係なく「体の法形」を練習したことがあり、その時はとっても安心したし、嬉しくてむず痒かったのを覚えている。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">法形のように明確に分離されていなくても、「女性」として練習の中で気を使われたりして、辛くなることはよくあった。例えば、ペアで向かい合ってお互いの腹をめがけて突き（つまりパンチ）をし、受ける側は腹筋に力を入れてそれを受け止めるという練習のとき。私は、シスジェンダー男性とペアになると、突きをしっかりやってもらえなかった。お腹の前でフワッと止められるのだ。それか、少し触れる程度。練習にならないじゃないか！と思っていた。「ちゃんとやっていいですよ」と言っても、相手は「えー、でも女の子を殴るのは……」といった様子。メンタル的に、頭をガンッと殴られたようにショックだったが、もうこれ以上話しても傷つくだけだと思ったので、黙るしかなかった。（このエピソードは、トランスジェンダー男性のみならず、シスジェンダー女性までもがスポーツに参加しにくい状況があるということを示唆する。）</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">また、バク転やバク宙などのアクロバット（躰道では転技ということが多い）を練習するのだが、この飛び方のコツが、また男女で異なる。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">当時、私が通っていた道場では、小中学生は男子がほとんどだったので、私はシスジェンダー男性に混じって転技の練習をしていた。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">しかし、周りのシスジェンダー男性が跳べるようになっていく中でも、私はなかなか跳べるようにならなかった。一番長く練習しているのにも関わらず、一番できない、というような状態だった。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">指導をしてくれていた道場の大人たちは、「女の子は力技で跳ぶのは難しいから、柔軟性を活かして跳んだ方がいい」と私に何度もアドバイスをくれた。しかし、割り切っていたにせよ、私にとって「女の子」と呼ばれること、そして「女の子」としての跳び方を覚えなくてはならないということは、とても傷つく屈辱的なことだった。上手くなるためには、自分が「女の子」であることと向き合い、ズタボロになっている心を殺して跳ばなければならない。なんだか抵抗したくなってしまって、わざとアドバイスとは逆の方法で跳んだりして。上手く跳べなくて着地が痛くて。「さっきの話聞いてた？」と言われ。自分がとても惨めで。自分で自分にイライラして。シスジェンダー男性の友達が「お前まだできねえのかよ」と軽口を叩くのに傷つき。目に溜まってきた涙がこぼれないように上を向く。それでまたがむしゃらに跳んで、跳んで、跳んで。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">バク転やバク宙の練習の時、私はいつも涙を堪えるのに必死だった。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">小さい頃から生活の一部だった躰道だが、このように、あまりに大きなストレスを伴うため、稽古に行くことが本当に辛くなってしまった。大学受験を控えた高校２年の秋、受験と躰道を両立しようとすれば、メンタルが潰れてしまってまともに大学受験にのぞむことができないだろうと判断し、私は逃げるように躰道を辞めた。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">合格した東京大学には、世界大会を連覇するような強豪の躰道部があることを知っていた。そこで一緒に稽古させてほしいと思ったけれど、トランスジェンダー男性である私が躰道の競技にどう関われば良いのか、自分でも上手く説明できる自信がなく、断念した。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">私は、今でも時々悲しくなる。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">少し専門的な用語が続いてしまうが……足袋を履いて弟と｢捻体半月当て｣の練習をしていた公園を通ったとき。「ひとつ！」と言われて、すかさず躰道五条訓が頭をよぎったとき。好きな四字熟語は？と言われて、真っ先に出てくるのが動功五戒の「応変風靡」だったとき。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">物心ついた時からずっと傍にあった躰道は、私の思考の根底に居座っているし、きっとこれからも離れることはない。それなのに私は今躰道をやっていない。それを実感してしまって、悲しいのだ。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">先程述べた「体の法形」と「陰の法形」などの分離も、最高師範である祝嶺正献が、理由あって分けたものだ。簡単に否定はできない。それがまたつらい。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">＊　　＊　　＊</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">私はホルモン治療が落ち着き始めたら、レンタルスペースなどで自主練習を再開したいと思っている。つらい思い出のある道場に通うのはきついかもしれないけれど、自分で練習する程度ならできそうだ。その時は、トランスジェンダー男性としての誇りを持って、また「陰の法形」を練習しても逆に面白いかもしれない。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">希望的観測を述べれば、躰道は型にはまるのを嫌い、常に創造していく進化の武道だ。伝統を重んじながら、温故知新の精神で、多様性の包括を進めていくような未来が、躰道にはあるかもしれない。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">躰道界がトランスジェンダーの競技参加について考えるような機会があれば、少しでも関われたら嬉しいものだ、と思う。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">色んなことがあったけれど、私は躰道を嫌いにはなれないし、心から応援している。私にとって、一番大事なスポーツだ。そして、トランスジェンダーであることで躰道を続けられなくなってしまった私としては、やはり躰道界の変化を願う。躰道には、大きな可能性がある。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">栄えある創造、実践の躰道。（演歌『躰道』より）</span></p>
<hr />
<p>&nbsp;</p>
<div class="saboxplugin-wrap" itemtype="http://schema.org/Person" itemscope itemprop="author"><div class="saboxplugin-tab"><div class="saboxplugin-gravatar"><img src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/03/スクリーンショット-2024-03-25-15.30.48.png" width="100"  height="100" alt="" itemprop="image"></div><div class="saboxplugin-authorname"><a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/enomoto-harune" class="vcard author" rel="author"><span class="fn">榎本春音</span></a></div><div class="saboxplugin-desc"><div itemprop="description"><p><span style="font-weight: 400">東京大学文科三類。教育学部推薦8期生。トランスジェンダー男性。教育、文化、芸術などについて日々吸収中！特技は吸収。</span></p>
</div></div><div class="clearfix"></div></div></div><p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/6221">トランスジェンダーと呼ばれる私④：躰道</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></content:encoded>
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		<title>トランスジェンダーと呼ばれる私②：手術</title>
		<link>https://voiceofyouth.jp/archives/6181</link>
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		<pubDate>Fri, 30 Aug 2024 03:00:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[榎本春音]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ボイス]]></category>
		<category><![CDATA[多様性/インクルージョン]]></category>
		<category><![CDATA[アイデンティティ]]></category>
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		<category><![CDATA[医療]]></category>

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		<description><![CDATA[<p>以前、私は「トランスジェンダーと呼ばれる私①｣というボイスを書かせていただいた。そちらをご覧になっていないとい...</p>
<p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/6181">トランスジェンダーと呼ばれる私②：手術</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;">以前、私は「</span><a href="https://voiceofyouth.jp/archives/6022"><span style="font-weight: 400;">トランスジェンダーと呼ばれる私①</span></a><span style="font-weight: 400;">｣というボイスを書かせていただいた。そちらをご覧になっていないという方は、先に①を読んでいただけると文脈がわかりやすいのではないかと思う。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">胸の手術を来月に控えた今、手術やホルモン治療を受けることについてどう思っているか、ここに書き留めておきたいと思い、筆を取った。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">以前、「性に関わる医療的措置を受けたあとに、苦悩したり、絶望したりするかもしれないぞ」と忠告を受けたことがある。どうして？と聞くと、どれだけ手術をしても、お金をかけても「“本当の男” にはなれないから」だという（本当の男というのは好ましくない表現だが、ここではシスジェンダーのことを意味すると思う。シスジェンダーというのは、出生時に割り当てられた性別と、性自認が一致する状態や人のことである。トランスジェンダーの対義語にあたる）。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">なるほど。たしかにトランスジェンダーである自分自身が嫌いで、手術をすればトランスジェンダーである事実から解放されると考えていたならば、手術後そのように絶望してしまうかもしれないと思う。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">だが私はトランスジェンダーというアイデンティティに誇りを持っている。むしろトランスジェンダーとしての経験は自分の大事な一部として隠したくないと思っている。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">それに、私が胸の手術やホルモン治療をする理由はここ１年ほどで明確になった。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">先に伝えておくと、それは今の自分の身体で生きていくことに耐えられないからではない。また、この身体のままでは幸せに生きられないからでもない。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">私は今も、私のために怒ってくれる友人や、私を男性の１人（トランスジェンダー）として過度に気にせずに一緒にいてくれる友人たちに囲まれている。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">とても幸せな状態なのだ。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ではなぜ手術やホルモン治療をしようと思っているのか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">大まかに２つの理由を考えてみた。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">①楽になる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">②将来の可能性が広がる</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">まず①について。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">私は毎日朝起きたら、胸を平らに見せるために胸を潰すタンクトップ（通称ナベシャツ）を着ている。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">夏は暑くて仕方が無いし、運動の時は動きにくかったり息苦しく感じたりもする。普段一人で寝る時は脱いでしまうのだが、友達と泊まる時などはつけっぱなしのことが多いのでちょっと疲れる。また、これを着たまま水に入るわけにいかないので、プールや海にも行けない。手術が終わったら、（上にラッシュガードを着るかもしれないけれど）友達と一緒にプールや海に行けたらいいな、というのがちょっとした楽しみである。着心地のいいナベシャツは高くて、今使っているのは１着10000円以上するのだが、消耗品だ。これを一生着るというのは大変だし、胸の手術をすればずいぶん楽に生活できるのではないかと思う。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">楽になることは、まだある。私は生理が非常に重くて、おそらく「男性である自分に生理が来た」というショックも相まってか、元々生理の日は震えが止まらずベッドから動けない状態だった。そのため、高校の時から低用量ピルを飲み始めたのだ。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">ホルモン治療を行えば、生理はほどなくして止まるという。ホルモン治療には定期的にお金がかかるし、最初の頃は特にホルモンが不安定なので大変だという。しかし、元々ピルや生理用品にお金を払っている上、メンタル的なコストを大量に払っているので、まあさほど変わらないだろうし、気持ちとしては楽になるだろうと思う。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">楽になることをもうひとつ挙げよう。これは社会的な事柄だ。性別を探られたりジロジロ見られたり、しまいには性別を間違えられて「女性」だと見なされたりすることは、大きなストレスを伴う。身体中が緊張し、場合によっては汗ばみ、傷つかないようにするために身体が戦闘モードに入るような感じである。そしてその度に少しずつ心をすり減らすのである。少しでも先手を打つために、会った人には自己紹介と同時に自分がトランスジェンダーであることを話して、性別を詮索されたり「女性」と言われたりしないようにしている。しかし、これもまたとても疲れるものである。そのカミングアウトに対して相手がどんな反応をしたとしても傷つかないように、待ち構えていなければならないのだから。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">ホルモン治療などを行えば、「女性」として間違われることは一気に減るだろう。ただ、これは長い間私を悩ませてきた。ここで、「女性」だと思われないようにホルモン治療をするということは、社会の「男らしさ／女らしさ」の規範に乗っかるということだからだ。本当は声が高い男がいるのは当たり前だし、トランスジェンダーやインターセックスの存在を踏まえれば、胸の膨らみがある男も、出産ができる男も、当たり前に存在していいはずである。それなのに私は、自分の身体を、シスジェンダー男性の身体に合わせようとしている。これで良いのか？私はずっと悩んできた。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">しかし私もこの社会で生活を営む一員であり、社会との繋がりや社会規範から完全に逃れることなど、まず不可能である。ならば、これからもこの社会で生きていく私が、この社会で楽に生活できるように手術やホルモン治療を行うということは、決して責められるべきことではない。理想論で考えれば、社会に迎合するのではなくもっとトランスジェンダーとしての自分の身体を大事にしてもいいのかもしれないが、自分の心と話し合って、この社会で生きていく以上、妥協するしかなさそうだと思い至った。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">では②に進もう。将来の可能性が広がるから、という理由だ。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">留学したいと思った時。地方にフィールドワークに行きたいと思った時。スタディツアーやプログラムに参加したいと思った時。毎回壁にぶち当たる。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">その場所で私は安心して生活できるのか？その仲間と共に安心して行動できるのか？傷つく可能性はどのくらいあるか？ヘイトクライムなどの危険はないか？差別されたり、ショッキングな経験をしてしまう可能性はないか？<br />
</span><span style="font-weight: 400;">手術やホルモン治療が終われば、そしてさらに戸籍の性別が変更できれば、私は少し安心してこうした環境に飛び込むことが出来る。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">私はもっと色んな人と自信を持って、安心して、関われるようになりたいのだ。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">だらだらと論理的な理由ばかりを書き連ねたが、私のシンプルな気持ちも書いておこう。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">私は胸の手術やホルモン治療を、不安と期待が入り交じったような気持ちで捉えている。幼い頃、自分が想像していた第二次性徴や身体の変化を、今から経験する。不安ではあるけれども、それだけでまずワクワクするのだ。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">一度女性として第二次性徴を迎えているわけだし、シスジェンダーと全く同じ身体にはならないけれども、それでいいと思う。私はトランスジェンダーとして、誇りを持って生きていたい。</span></p>
<hr />
<p>&nbsp;</p>
<div class="saboxplugin-wrap" itemtype="http://schema.org/Person" itemscope itemprop="author"><div class="saboxplugin-tab"><div class="saboxplugin-gravatar"><img src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/03/スクリーンショット-2024-03-25-15.30.48.png" width="100"  height="100" alt="" itemprop="image"></div><div class="saboxplugin-authorname"><a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/enomoto-harune" class="vcard author" rel="author"><span class="fn">榎本春音</span></a></div><div class="saboxplugin-desc"><div itemprop="description"><p><span style="font-weight: 400">東京大学文科三類。教育学部推薦8期生。トランスジェンダー男性。教育、文化、芸術などについて日々吸収中！特技は吸収。</span></p>
</div></div><div class="clearfix"></div></div></div><p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/6181">トランスジェンダーと呼ばれる私②：手術</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></content:encoded>
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		<title>トランスジェンダーと呼ばれる「私」①</title>
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		<pubDate>Mon, 25 Mar 2024 03:00:36 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[榎本春音]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ボイス]]></category>
		<category><![CDATA[多様性/インクルージョン]]></category>
		<category><![CDATA[アイデンティティ]]></category>
		<category><![CDATA[インクルージョン]]></category>
		<category><![CDATA[ジェンダー]]></category>
		<category><![CDATA[トランスジェンダー]]></category>
		<category><![CDATA[多様性]]></category>

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		<description><![CDATA[<p>私は、出生時に女性という性を割り当てられたが、男性という性自認をもつ。こんな私のことを、世間は「トランスジェン...</p>
<p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/6022">トランスジェンダーと呼ばれる「私」①</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>私は、出生時に女性という性を割り当てられたが、男性という性自認をもつ。こんな私のことを、世間は「トランスジェンダー男性」と呼ぶらしい。</p>
<p>私は、自分ができるだけ安心して日常生活をおくるために、日々カミングアウトを繰り返している。道端で会った人でもない限り、関係性を築く可能性があるほとんどの人には、自分がトランスジェンダーであることを伝えているのだ。</p>
<p>そんな私は、ときどき初対面の人に「トランスジェンダーの一人として」の意見を突然求められたりする。また、トランスジェンダーとしての私に興味を持った結果として、「女子の気持ちもわかるなんて羨ましい」「男の方がいいなと思ったから、男になりたいの？」などと言ってくる人もいる。正直、毎度毎度こうした相手の発言に対して丁寧に「違うのだ」ということを説明するのは、面倒だと感じてしまったりする。一方で、なぜかわざわざ私の辛い話を聞きたがる人もいる。性別に悩み、苦しみ、その差別や社会的障壁を乗り越えて東京大学に入学したというような、「感動のストーリー」が聞きたいのだろうか。</p>
<p>周りの当事者の友人の中には、自分の経験を話したり、「LGBTQ＋としての」意見を求められたりすることはおかしいと明言する人もいる。「私はあなたの先生じゃない！って思う」という友人の言葉は、もっともだと思う。しかし私自身、人から学ぶということが好きだし、私との出会いや時間を通して、誰かが学んでくれること自体は嫌ではない。むしろ嬉しいとも思う。それに、トランスジェンダーというアイデンティティにも誇りを持っている。トランスジェンダーだからこそ経験したことがあるし、それなしには、今の私の価値観も人生も存在しなかった。<br />
それでもときどき叫びたくなる。トランスジェンダーである前に私は私なのだ、と。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私は今年、胸の手術を予定している。その後、男性ホルモンの注射をうち始めるかもしれない。そうしたら私を取り巻く環境はまた変化する。だからこそ今、私のボイスをここにとどめておきたいと思う。未来の自分に向けて、また私のボイスから誰かが何かしらを感じ取ってくれることを願って。書きたいことはたくさんあるので、連載という形で続けられたらいいなと思っている。トランスジェンダーと呼ばれる、「私」について。お付き合いいただければ嬉しい限りです。</p>
<div class="saboxplugin-wrap" itemtype="http://schema.org/Person" itemscope itemprop="author"><div class="saboxplugin-tab"><div class="saboxplugin-gravatar"><img src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/03/スクリーンショット-2024-03-25-15.30.48.png" width="100"  height="100" alt="" itemprop="image"></div><div class="saboxplugin-authorname"><a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/enomoto-harune" class="vcard author" rel="author"><span class="fn">榎本春音</span></a></div><div class="saboxplugin-desc"><div itemprop="description"><p><span style="font-weight: 400">東京大学文科三類。教育学部推薦8期生。トランスジェンダー男性。教育、文化、芸術などについて日々吸収中！特技は吸収。</span></p>
</div></div><div class="clearfix"></div></div></div><p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/6022">トランスジェンダーと呼ばれる「私」①</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></content:encoded>
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		<title>BLACKPINKが私に気づかせてくれたこと</title>
		<link>https://voiceofyouth.jp/archives/5151</link>
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		<pubDate>Mon, 26 Sep 2022 03:00:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[yena]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ボイス]]></category>
		<category><![CDATA[文化/芸術]]></category>
		<category><![CDATA[社会/政治]]></category>
		<category><![CDATA[BLACKPINK]]></category>
		<category><![CDATA[K-Pop]]></category>
		<category><![CDATA[アイデンティティ]]></category>
		<category><![CDATA[インクルージョン]]></category>
		<category><![CDATA[ナショナリティ]]></category>
		<category><![CDATA[ルーツ]]></category>
		<category><![CDATA[音楽]]></category>

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		<description><![CDATA[<p>こんにちは。今回は私の大好きなBLACKPINKについて語りたいと思います。 KPOPが有名になる少し前に、当...</p>
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				<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;">こんにちは。今回は私の大好きなBLACKPINKについて語りたいと思います。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">KPOPが有名になる少し前に、当時小学生だった私は、後輩からBLACKPINKの存在を教えてもらいました。その時聞いた曲は『BOOMBAYAH』という曲で、テンポの速いラップと低く重たいメロディに圧倒されました。こんな曲がこの世界に存在しているとは思えなかったのです。彼女らの強く真っすぐな目と、力強く大きく踊っている姿を見たときの衝撃は忘れられません。そんな彼女らをみて私はふとその時思いました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">「私も、こんな強い女性になりたい」と。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">小学生だった私は、自分のアイデンティティというものにひどく悩んでいました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">日本人の血も入っていない純韓国人で、日本に住んでいて父や母と歩きながら韓国語をしゃべるとジロジロと見られたり、こそこそ何かをささやかれるようなことをされたりしました。勘違いとは当時思うことが出来ませんでした。それは、私自身の認識の中で自分自身が韓国人であるという自覚があったからです。それが原因であると考えることが習慣化したのです。学校で私の名前の苗字をからかう子達もいました。それらを経験していくにつれて、私の中では、「もう韓国人であることを偽ろうかな。日本人の親戚がいるって嘘をつこうかな。」とか、「韓国語はしゃべらないようにしよう。」などと、次第に日本人のようにふるまうのが正しいと思い始めるようになっていました。こうして習慣化していったのです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">そうなってしまった私に、「韓国人であるという自身のナショナリティーに誇りをもって、そして何よりも、心の強い人になりたい！」と思わせてくれたのがBLACKPINKなのです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">実はこのグループには、タイのメンバーであるLISAがいます。彼女は韓国で活動する際に様々な非難を浴びました。「タイ人が韓国で稼ぐな」などと。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">それでも、彼女のあきらめずに自分を信じてファンの期待に応えてくれる優しさや、強くて真っすぐなラップに心を惹かれた人が何万人もいます。今では一人のアーティストとして世界トップレベルまで上り詰め、今年はMTVのKPOPソロアーティスト賞を受賞したほどです。他のメンバーも彼女同様、自分のアイデンティティに囚われず、アーティストとしてかっこいい素敵な音楽を作って歌うということに専念しており、ステージ以外でも、彼女らが魅せるファッションセンスの高さや心に来る自信たっぷりのラップを強みとして、世界で活躍しています。そんな彼女たちを見て、私も自身のアイデンティティに囚われることをやめるようになりました。そんなことを考えるよりも、自分の持っている能力や強みというものを強化して生きた方が自分のためになることが分かったんです。「私がどこから来たのか」とか「どこの国の血を持っているか」ということは、その人の存在意義や持っている能力の評価に値しないと思う様になったのです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">そして、国関係なく人々がつながるのはやっぱり音楽なのだと気づかされました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">どんなにつらいことや苦しいことがあっても、音楽は裏切ることはしないと信じています。評価というものが存在しようと、その音楽をどうとらえるかは様々で、そこにある多様性に常に感動します。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">彼女たちのこれからの活躍も楽しみにしています。そして何よりも、これを見ていただいている皆さんには、ぜひたくさんの音楽に触れあってみてほしいです。今まで避けてきたような音楽が、実は歌詞を見てみたら自分に近かったり、求めていた言葉を言ってくれたりすることがあります。全く違う国の音楽を聴いてみるのもありです。方法は沢山あります。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">これを見た方がいつか素敵な音楽との出会いに巡り合えるよう願って、今回の記事を終わりたいと思います。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">―</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">・BLACKPINKとは（Wikipedia）<br />
</span><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/BLACKPINK"><span style="font-weight: 400;">https://ja.wikipedia.org/wiki/BLACKPINK</span></a></p>
<p><span style="font-weight: 400;">・BLACKPINKオフィシャルサイト<br />
</span><a href="https://ygex.jp/blackpink/"><span style="font-weight: 400;">https://ygex.jp/blackpink/</span></a></p>
<p><span style="font-weight: 400;">・『BOOMBAYAH』（YouTube)<br />
</span><a href="https://youtu.be/bwmSjveL3Lc"><span style="font-weight: 400;">https://youtu.be/bwmSjveL3Lc</span></a></p>
<p><span style="font-weight: 400;">・一番再生回数の多い『DDU-DU DDU-DU』（YouTube)<br />
</span><a href="https://youtu.be/IHNzOHi8sJs"><span style="font-weight: 400;">https://youtu.be/IHNzOHi8sJs</span></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
[1] <a href="https://www.bing.com/images/search?view=detailV2&amp;ccid=UuDkpqjp&amp;id=1CA915365DFA60C230D9F7EAC9136CF7705C9E93&amp;thid=OIP.UuDkpqjpHqh7YOki91lOeQHaEK&amp;mediaurl=https%3a%2f%2fimg.barks.jp%2fimg%2farticle%2f1000177386%2fH%2f1200.jpg&amp;exph=675&amp;expw=1200&amp;q=blackpink&amp;simid=608000140737648811&amp;FORM=IRPRST&amp;ck=8FCE00B64603A28E15CB91729C1DE5B4&amp;selectedIndex=74&amp;ajaxhist=0&amp;ajaxserp=0"><span style="font-weight: 400;">blackpink &#8211; 検索 (bing.com)</span></a></p>
<div class="saboxplugin-wrap" itemtype="http://schema.org/Person" itemscope itemprop="author"><div class="saboxplugin-tab"><div class="saboxplugin-gravatar"><img src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/image2-1.jpg" width="100"  height="100" alt="" itemprop="image"></div><div class="saboxplugin-authorname"><a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/yena" class="vcard author" rel="author"><span class="fn">yena</span></a></div><div class="saboxplugin-desc"><div itemprop="description"><p><span style="font-weight: 400">hello, yenaです。沖縄にある私立学校２年生の17歳です。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400">今は国際バカロレアコースに所属しておりVisual Artsを専攻している通り芸術が大好きです。絵画のジャンルはシュルレアリスムとモダニズム、音楽はhiphop、rap、kpopが好きです。趣味は旅行、食、アートです。好きな料理は南米系、旅行はフランスに行くのが夢です。興味のある専攻は心理学とデザインで、今はフランス語習得が目標。海外大学進学予定。</span></p>
</div></div><div class="clearfix"></div></div></div><p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/5151">BLACKPINKが私に気づかせてくれたこと</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></content:encoded>
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		<title>白紙の切望</title>
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		<pubDate>Fri, 20 May 2022 04:32:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[彩]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ボイス]]></category>
		<category><![CDATA[日々/自分]]></category>
		<category><![CDATA[アイデンティティ]]></category>
		<category><![CDATA[創作]]></category>
		<category><![CDATA[孤独]]></category>
		<category><![CDATA[感性]]></category>
		<category><![CDATA[色]]></category>
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		<description><![CDATA[<p>訳あって無職になってしまった。学生ですらない。働いてもいない。どこにもつながっていない。「無色」である。毎日が...</p>
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				<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;">訳あって無職になってしまった。学生ですらない。働いてもいない。どこにもつながっていない。「無色」である。毎日が本当につまらない。一日の楽しみは食事だ。何の努力もしなくても恵まれた食事にありつける。食後は消費のために少し散歩をする。そんな生活を続けていると食事にすら飽きてくる。本当につまらない。</p>
<p></span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ときどき詩のようなものを書いてみる。感性と呼べるものがまだ自分の中に生きていることを確かめたい。書いたあとはそれをアップロードする。大きな海にぽつんと島を浮かべるみたいに、自分の名前すら自分で名乗って。本当に孤独な作業だ。そこにハートマークをくれる人がいる。誰かが見つけてくれた。ほんの少しだけ助かった気持ちになる。私の言葉には私が溶ける。そんな言葉の断片がこうして誰かに見つけてもらえたとき、ほんの少しだけ、どこかへのつながりが垣間見えるのだ。</p>
<p></span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">言葉を自分の手元に留めておくしかないという状況は、時として不幸だ。私の感性はオレンジ色ですか？群青色ですか？――そんな押し問答をたったひとりでやっているみたいだ。できるなら、我が儘なその問いに、私以外の誰かに答えてほしいと願っている。実をいうとずっと待っている。私の言葉を見つけてくれた誰かの目が、その色を見てくれる瞬間を。ハートマークがついたそのとき、世界のどこかにその答えが生まれたのだと期待できる。だから報われたと思える。端末の向こうにいる相手が一体どんな色をみたのか、その答えを聞けることはないとしても。</p>
<p></span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">Tシャツとスウェットで昼寝から覚める。ベランダの向こうで生ぬるい風が吹く。日光と自動車の匂いの街が広がっている。私と端末だけでは本当はさびしい。この街の一部になりたい。目をみて顔をみて誰かと笑いあいたい。その思いが当たり前のように満たされる日々。誰かに触れて何かを思い出す、無意識が忙しいあの日々。それさえ取り戻せば、目的を取り返した食事はちゃんと美味しく感じられるはずだ。</p>
<p></span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">私が孤独の海に言葉を投げる理由は、食事の意味に似ているのかもしれない。生活の中で機能する食事が美味しくあるように、私自身もまた、誰かとのつながりの中で美味しくありたいのだと思う。空が晴れるときの色ですか？林檎が熟れるときの色ですか？――馬鹿みたいな問いとわかっていながら続けているのは、他ならぬ私が、誰かの心の糧になれることを望んでいるからだ。私の心という果実が枯れないうちに、誰かに食べてほしい。ちょうど、生物が生きるその姿のように。そんな憧憬をあきらめきれず、私は私の決めた名前を名乗りつづける。</p>
<p></span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">それでも、言葉だけではどうにも食べられた気になれないのが私なのだろう。街に出て機能したい。その思いがくすぶりつづけている私は、どうしようもなく言葉にすべてを託すことのできない凡人だ。日光と自動車の匂いのする街は、以前から好きになれなかった。だけど焼きたてのパンも並んでいるこの街を、決して嫌いになることもできなかった。一見システマチックなこの街の中に、言葉でなく心でもない私を食べてくれる誰かはきっといるはずだ。その目に出会いたい。私の色をみてくれる誰かの、その相手の色も、本当は直接触れて見つけたいと願うから。</span></p>
<hr />
<p>&nbsp;</p>
<div class="saboxplugin-wrap" itemtype="http://schema.org/Person" itemscope itemprop="author"><div class="saboxplugin-tab"><div class="saboxplugin-gravatar"><img src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/05/image2.jpg" width="100"  height="100" alt="" itemprop="image"></div><div class="saboxplugin-authorname"><a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/aya" class="vcard author" rel="author"><span class="fn">彩</span></a></div><div class="saboxplugin-desc"><div itemprop="description"><p><span style="font-weight: 400">大学院を卒業後、訳あって無職に。短い詩をかくことが好き。パンをトーストして食べることが好き。</span></p>
</div></div><div class="clearfix"></div></div></div><p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/4978">白紙の切望</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>シンガー　遥海さんインタビュー【第３弾】</title>
		<link>https://voiceofyouth.jp/archives/4887</link>
		<comments>https://voiceofyouth.jp/archives/4887#respond</comments>
		<pubDate>Tue, 22 Feb 2022 03:00:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[ボイス・オブ・ユース JAPAN]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[ボイス]]></category>
		<category><![CDATA[文化/芸術]]></category>
		<category><![CDATA[アイデンティティ]]></category>
		<category><![CDATA[優しさ]]></category>
		<category><![CDATA[歌]]></category>
		<category><![CDATA[歌手]]></category>
		<category><![CDATA[音楽]]></category>

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		<description><![CDATA[<p>この度、VoYJ事務局は、「日本とフィリピンでの生活で培った様々な音楽的バックグラウンドと、喜怒哀楽の豊かな感...</p>
<p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/4887">シンガー　遥海さんインタビュー【第３弾】</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;">この度、VoYJ事務局は、「日本とフィリピンでの生活で培った様々な音楽的バックグラウンドと、喜怒哀楽の豊かな感情を声にのせ、日本語、英語を使ってハイブリッドに表現するシンガー」の遥海さんにインタビューをさせていただきました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">遥海さんは、13歳のときに日本語が分からないままフィリピンから日本に移住されました。言葉の壁につまずきながら葛藤した経験を経て、現在では、その高い表現力で多くの人を魅了していらっしゃいます。そんな遥海さんへのインタビューの様子を、全３回に分けてお届けしています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">最終回の今回は、歌を通して広がる遥海さんの社会貢献活動、メジャーファーストアルバム「My Heartbeat」への思いなどを伺いました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">これまでの様子はこちらから（<a href="https://voiceofyouth.jp/archives/4860">第１弾</a>、<a href="https://voiceofyouth.jp/archives/4869">第２弾</a>）</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">ー遥海さんは、ZIP-FMのラジオ番組「Midnight Getaway」を担当されたり、東京大学UNiTeが日本財団と共に企画したTRUE COLORS FILM FESTIVALの特別ゲストとして多様性に関するトークショーに登壇されたりと、音楽活動以外にも活躍の場を広げていらっしゃいます。こうした取り組みについてどのように考えていらっしゃいますか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">毎週ラジオをやってるんですけど、ずっと独り言を言っているような環境なんですよ（笑）。夜中の１時からの放送なので、疲れてしまったみんなの気持ちに寄り添ってポジティブな気持ちになってもらうことを考えています。どんな活動も歌がきっかけになっていますが、歌うことだけではなく、私の色んな思いを共有できたらと思って取り組んでいます。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">曲だけを聴いていただくと、私はすごく強そうな人間に感じられて、怖がられてしまうこともあるのですが、実際はそうでもないんです。私のバックグラウンドを知ってもらうことで、歌にももっと共感していただけるようになると良いなと思っています。だから、ラジオやインタビューなど、歌以外の発信も大切にしていきたいと思っています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">聴いてくださる方に対して、ただ「大丈夫だよ」と背中を押すのではなく、「私にもダメなところがあるから一緒に頑張ろう」というように、みんなに寄り添っていける歌手でありたいです。私も一人の人間なので。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<div id="attachment_4888" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img class="size-large wp-image-4888" src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/image3-1024x683.jpg" alt="" width="800" height="534" srcset="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/image3-1024x683.jpg 1024w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/image3-300x200.jpg 300w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/image3-768x512.jpg 768w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/image3-272x182.jpg 272w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p class="wp-caption-text">撮影：冨田了平</p></div>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">ー国連障害者権利条約締約国会議では、テーマソングの「I’ll be there just for you」を歌われ、SDGsをテーマとしたTOKYO MXのTVアニメ「BABY-HAMITANG」では、主人公の声優を務められています。SDGsに関わる活動や、社会のために何かをしたいという思いは、どんなきっかけで芽生えたのですか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">小さい頃からの学びが原点にあると思います。私の小学校はクリスチャンスクールで、人を助ける活動を大切にしていたんです。例えば、貧しい地域の子どもたちが通うシスタースクールに行って、食べ物や服、鉛筆やノートを配ったりすることがよくありました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">また、フィリピンでは、働かないとその日の食べ物さえ得られない状況にある子どもたちが多くいます。ですから、必要な人たちに食べ物や生活用品を提供するといったことが身近で、また、さまざまな人の状況を知ることで、優しさの連鎖があることを知りました。与える、与えられることに上下関係があるのではなく、困っている人がいたら助けるということが当たり前になっていきました。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">2021年国連障害者権利条約締約国会議イベント「Diversity, Disability and Inclusion: Broadway Master Class」<br />
</span><span style="font-weight: 400;">（「I&#8217;ll be there just for you」は4分55秒頃から）</span><br />
<a href="https://media.un.org/en/asset/k11/k11iscyo4y"><span style="font-weight: 400;">https://media.un.org/en/asset/k11/k11iscyo4y</span></a></p>
<img class="alignnone size-large wp-image-4889" src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/image2-1024x640.png" alt="" width="800" height="500" srcset="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/image2-1024x640.png 1024w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/image2-300x188.png 300w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/image2-768x480.png 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" />
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">ー優しい気持ちが、遥海さんの原点になっているんですね。ご自身の歌や活動を通して、どんな思いを届けたいと思っていらっしゃいますか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">私の音楽や活動を通して届けたいもの、それは優しさです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">でも、私も、小さい頃は、クラスの中でも「私が一番！」と威張っているようなやんちゃな子どもでした（笑）。当時の私を知る人に、私のことを訪ねても「優しい」なんて言葉は出てこないと思います（笑）。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">でも、日本に来たときに言葉を失う経験をして、たくさんの人の想像を超えるような優しさに助けられて、優しい気持ちの大切さに気づけたんです。そんな経験をしたからこそ、私の音楽を通じて優しさをお返しできたらなと願うようになりました。神様は、優しさの大切さを教えるために、私を日本に連れてきてくれたのかな（笑）。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">この世界をより良くしていくことも、優しさが基本になると思うんです。みんな肌の色も、考え方も違えば、育った文化も違う。そんな世界の中で、優しさは、お互いの違いやバックグラウンドを尊重することにつながると思いますし、尊重し合うことが、平和な未来を作ることに繋がると思うんです。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">ー日本に来られてからの忘れられない優しさの思い出をご紹介いただけますか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">中学１年生のときの担任の先生は、英語が得意ではない国語の先生で、みんなから少し怖がられるような人だったんですね。でも、私にとっては違いました。その先生は毎朝、慣れない英語でノートに時間割や教室の場所を書いて渡してくれたんです。授業中に急に指名されて、咄嗟に「はっ？」などと言ってしまうことがあっても、先生は、私の育った文化が違うことを理解してくれて、怒ったりしませんでした。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">日本語がわからなくて、つま先立ちで歩いてるみたいで、「学校は怖い」と思っていたけれど、その先生が私の名前を呼んでくれるだけで、「よし！今日も頑張ろう！」と思えて。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">でも、その先生が、ある日、突然倒れ、亡くなられてしまったんです。日本に来てまだ一年も経っていないのに、初めてのお葬式に行きました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">私にとって当たり前の優しさが、実は当たり前ではなかったことを知った瞬間でした。ありがとうも言えずに、今の姿も見せられないうちにいなくなってしまった。その先生の優しさは忘れられないし、忘れたくないです。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">ー遥海さんが受け取った優しさが、歌を通して伝わって、私たちも温かい気持ちになることができます。優しさの循環って、素敵ですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">1月26日には、メジャーファーストアルバム「My Heartbeat」がリリースされました。このタイトルに込めた思いや、アルバムについてお聞かせいただけますか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">テーマは、喜怒哀楽です。失恋した女の子、何か壁にぶつかって頑張っている人、挫折してしまった人、コロナ禍を超えた世界への希望、その時々の色んな人の気持ちに寄り添えたらと思ったんです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">私たちは、heartbeat（鼓動）がないと生きていけませんよね。そして、自分の心の一番近くにあるものであるこの名前をつけました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ジャケットは、私がマーブリングしたものです。小さい頃の写真、ダンスをしていたときの写真、友達とご飯に行ったときの写真など、いろんな思い出が詰まっています。本当に一から関わって出来上がった作品なんです。自分の子どもみたいに大事な存在ですし、みんなの心のそばにも置いてほしいなと思っています。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>遥海 1st アルバム「My Heartbeat」</p>
<p>CD購入：<a class="c-link" tabindex="-1" href="https://harumi.lnk.to/MyHeartbeat" target="_blank" rel="noopener noreferrer" data-stringify-link="https://harumi.lnk.to/MyHeartbeat" data-sk="tooltip_parent" data-remove-tab-index="true">https://harumi.lnk.to/MyHeartbeat</a><br />
ダウンロード・ストリーミング： <a class="c-link" tabindex="-1" href="https://va.lnk.to/f0hx4I" target="_blank" rel="noopener noreferrer" data-stringify-link="https://VA.lnk.to/f0hx4I" data-sk="tooltip_parent" data-remove-tab-index="true">https://VA.lnk.to/f0hx4I</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">ー最後に、このインタビューを読んでいるユースの皆さんへのメッセージをお願いします。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">自分を見失わないでほしいなと思います。10代や20代って、悩みが多かったり、環境に適応していくために自分を見失いそうになったりすることもありますよね。「なぜ生きているんだろう？」といった不安定な気持ちになることもあるかもしれません。でも、そんなときこそ、自分が大事な存在だということを忘れないでほしいですし、自分に優しくあってほしいです。そして、大変なときは、声をあげること。誰かに助けを求めてもいいんだよと伝えたいです。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">いかがでしたか？ときに優しく、力強く、私たちの心に寄り添ってくれる遥海さんの歌。その背景には、日本とフィリピンでの様々なご経験、たくさんの優しさとの出会いがあったのだということを強く感じました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">３月には、メジャーファーストアルバム「My Heartbeat」を携えて、東名阪ツアーが予定されています。これからも、遥海さんの歌や言葉を通して、優しい気持ちの輪が広がっていきますように。</span></p>
<p>（by <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/satoshi">飯山智史</a>、<a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/rikasugata">菅田利佳</a>）</p>
<hr />
<p>&nbsp;</p>
<div class="saboxplugin-wrap" itemtype="http://schema.org/Person" itemscope itemprop="author"><div class="saboxplugin-tab"><div class="saboxplugin-gravatar"><img src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/10/VoYJ_newlogo_basic_final_pt1.png" width="100"  height="100" alt="" itemprop="image"></div><div class="saboxplugin-authorname"><a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/voiceofyouth-jp" class="vcard author" rel="author"><span class="fn">ボイス・オブ・ユース JAPAN</span></a></div><div class="saboxplugin-desc"><div itemprop="description"><p>VoYJ事務局です。VoYJ全体に関わる記事を投稿しています。</p>
</div></div><div class="clearfix"></div></div></div><p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/4887">シンガー　遥海さんインタビュー【第３弾】</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></content:encoded>
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		<title>シンガー　遥海さんインタビュー【第２弾】</title>
		<link>https://voiceofyouth.jp/archives/4869</link>
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		<pubDate>Fri, 18 Feb 2022 04:34:54 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[ボイス・オブ・ユース JAPAN]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
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		<category><![CDATA[文化/芸術]]></category>
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		<description><![CDATA[<p>この度、VoYJ事務局は、「日本とフィリピンでの生活で培った様々な音楽的バックグラウンドと、喜怒哀楽の豊かな感...</p>
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				<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;">この度、VoYJ事務局は、「日本とフィリピンでの生活で培った様々な音楽的バックグラウンドと、喜怒哀楽の豊かな感情を声にのせ、日本語、英語を使ってハイブリッドに表現するシンガー」遥海さんにインタビューをさせていただきました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">遥海さんは、13歳のときに日本語が分からないままフィリピンから日本に移住されました。言葉の壁につまずきながら葛藤した経験を経て、現在では、その高い表現力で、日本はもちろん、国連等を通して、世界中の人々を魅了していらっしゃいます。デビュー・アルバム「My Heartbeat」や、主人公の声優を務めるTVアニメ「BABY-HAMITANG」が話題の遥海さんへのインタビューの様子を、全３回に分けてお届けしています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">第２弾では、遥海さん自身の​​アイデンティティの話、国連でも披露された楽曲「weak」と『科捜研の女』の主題歌で、昨年、日本シリーズで優勝したヤクルトスワローズ村上宗隆選手の入場曲としても知られる「声」、コロナ禍での変化、歌への思いについて伺いました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">第１弾は</span><a href="https://voiceofyouth.jp/archives/4860"><span style="font-weight: 400;">こちら</span></a><span style="font-weight: 400;">から</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><br />
</span><span style="font-weight: 400;">ー２つの国にルーツを持ち、それぞれの国を行き来していると、自分の居場所を見失うことがあるという話を聞いたことがあります。現在の遥海さんご自身のアイデンティティについて教えていただけますか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">フィリピンにいた頃は、「草ケ谷遥海」という日本名で生活していたので、「自分はフィリピン人ではない。居場所がない」と感じることがありました。母がフィリピン人で父が日本人である私は、「国」を基準にして自分の完全な居場所を探そうとしても、見つからないのかもしれない。それなら、自分の中で自分自身の違いを認め、どこにいても、その時にいる場所を自分の居場所にすれば良いと思うようになりました。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">今でも、「自分には居場所がない」と感じることはあります。音楽業界にいても同じです。でも、私には味方してくれる人がいて、そういう人たちが居場所を作ってきてくれたから、生まれてきた目的を見つけられ、今こうして歌を届けさせてもらうことができている。そのおかげで、いつのまにか居場所があるかどうか自体が大きな問題ではなくなっていきました。居場所を見つけるのは簡単なことではないけれど、まず自分を見つめ直すことが大切なんだと思います。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ー遥海さんの楽曲「weak」にも通じるお話のように思いました。遥海さんといえば、エネルギッシュで聞き手を奮い立たせてくれるような曲も印象的です。しかし、「weak」では、自分の弱さをそのまま受けとめることを歌っておられます。この曲には、どんな思いを込められたのですか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">「weak」は、自分をさらけ出した曲です。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">私は、正直に言うと、「頑張って自分を強く見せようとしている、弱い人間」なんです。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">一人になると途端に弱気になって心が闇に沈み、落ち込んだりマイナス思考になったりすることがあります。まるで真っ暗な狭い部屋で、まだ知らない自分の感情が段ボール箱に潜んでいるような感覚になることがあります。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">そんな私が「weak」で伝えたかったことは、「自分の弱さを認めることも強さ」だということです。人は生きていく上で色んな人に「迷惑をかけて生きている」かもしれないけれど、それは「助けを求めながら一生懸命に生きている」と言い換えることもできると思うんです。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">「weak」は、「弱いこんな自分でも、愛してくれる？」と、そばにいてくれる誰かに問いかける歌です。そんな気持ちは家族にさえほぼシェアしたことがないのですが、歌を通して弱い気持ちを初めてさらけ出した曲なんです。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">たとえ弱い部分をさらけだしても、きっと誰かがそばにいてくれるということを表現したくて、この曲を歌っています。歌う度に泣きたくなるような、大好きな歌です。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ー私たちから見る遥海さんは完璧に見えます。でもそんな遥海さんですら、誰もが持つ不安を抱えて生きておられることを「weak」は伝えているんですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">完璧な人間なんて決していないし、誰もが、心の中の寂しさを埋めようとしているんですよね。「weak」には、「大丈夫じゃない時や心が弱くなる時があっても大丈夫。そのままでいい」というメッセージが込められているんです。時には「頑張らなくていいや」と息抜きすることも大切ですよね。</span></p>
<div id="attachment_4880" style="width: 522px" class="wp-caption aligncenter"><img class="wp-image-4880" src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/図1-1024x579.png" alt="" width="512" height="289" srcset="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/図1-1024x579.png 1024w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/図1-300x170.png 300w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/図1-768x434.png 768w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/図1.png 1210w" sizes="(max-width: 512px) 100vw, 512px" /><p class="wp-caption-text">国連の2021年国際障害者デー・イベントで「weak」と「I’ll be there just for you」を歌う遥海さん</p></div>
<p><a href="https://voiceofyouth.jp/idpd2021"><span style="font-weight: 400;">https://voiceofyouth.jp/idpd2021</span></a><span style="font-weight: 400;">（8分35秒~スピーチ、「weak」、「I’ll be there just for you」歌唱）</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ー遥海さんが歌われた『科捜研の女』の主題歌「声」は、耳に届く「声」だけでなく、声にならない声や目に見えないものに心を寄せることの大切さを歌われている点で、VoYJの目指す世界とも繋がっているように感じました。この作品に込めた思いをお聞かせいただけますか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">「声」を歌うためには、覚悟がいるんです。最初、歌詞を書き出す中で、これまで何気なく使ってきた声という言葉が、実は深い意味を持つことに気づきました。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">日本に来た当初は、日本語がわからず、学校で先生が話していることも、黒板に書いてくれることも分からなかったんです。それはまるで、声を失ってしまったような感覚でした。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">実は、「声」という歌と向き合った時、あの頃の辛さがフラッシュバックのように蘇り、当初、歌うのが怖かったんです。それなのに、曲の最後の部分で「響かせていくよ 私の声」という歌詞があり、こんな思いを響かせて良いのだろうかと自問自答していました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">同時に、「目に見えないもの」ってなんだろうとも考えました。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">例えば、SNSが広がった現代の社会で、私たちは、目に見えるものが全てであるかのように考えてしまうことがあるように感じます。SNSが発展する前は、「好きな色は何？」「好きな食べ物は何？」といった会話を顔を見合わせてしていたのに、今では、SNSを見ればその人のことを全て知っているかのように感じて、片付けてしまうことがありますよね。そんな時代だからこそ、言葉や声でコミュニケーションを取って、お互いの内面を知ろうとすることの大切さに気づかされることがあって。今では、声を上げることの大切さ、声を伝えることの大事さに思いを馳せて、自分の心の声や周りの人たちの声に耳を傾けて歌っています。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">日本では、自殺が多いですよね。もしかすると自分の「辛い」という声を上げられないことが関わっている場合もあるのではないかなと思うことがあります。そういう人たちの気持ちを受け取り、時に代弁して、発信していけたらなと感じています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">そうは言っても、私自身、自分が頑張って歌を歌っても、誰にも、どこにも届いていないのではないかと疑うこともあります。けれど、ヤクルトの山田哲人選手や村上宗隆選手※が自分の知らないところで私の歌を聴いてくださっていたりして。だから私は自分の歌を通して、誰かが孤独を感じているとき、決して「一人じゃない」と伝えられたらと思います。そういう気持ちを込めてこの「声」を歌いました。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">※東京ヤクルトスワローズの山田哲人内野手は遥海さんの「Pride」を、同じく村上宗隆内野手は「声」を登場曲にしている。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ー今のお話の中で「伝える」「コミュニケーション」「一人じゃない」といった言葉がありました。コロナ禍で一人ひとりが隔絶された世の中になり、聴き手の顔が見えない時間が続いたと思います。その中で、思いの変化はありましたか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">コロナ禍で実感したのは、手放すことの大切さと、自分でコントロールできるのは自分の感情だけだということです。私は誰とでもすぐに友達になれるタイプですが、コロナ禍で社交ができない中で、何が自分にとって１番大事なのかを見つめ直すことができました。ずっと誰かを失うことが怖かったのですが、自分のことを大事にしてくれる人と、自分が大事にしたい人がいてくれさえすれば大丈夫だと思い、手放すことが怖くなくなりました。コロナで色々なものを失った一方、大人になるための大切な何かを学んだのではないかと思います。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">感情をめぐる考え方も変化しました。例えば、怒りに任せたりせず、自分の言動を後悔しないようになりました。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">また、歌を聴いてもらえることが当たり前ではないことに気づかされましたね。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">私はコロナ禍の前から、YouTubeで「ミュージックテラス」という生配信をしているのですが、オンラインで音を届ける手段を持っていることが、自分の力になってくれていると感じています。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">コロナ禍を経験したことで、新たに歌いたい曲が生まれたりもしましたし、様々な経験自分の引き出しにできたらと感じています。人前で歌う機会がない分、SNSをよりオープンに使うようにもなりました。３月にはついに有観客ライブがあるので、そこで気持ちを爆発させたいです。そして、どんな状況にあっても、「音楽は死なない」ということを強く感じ、表現したいです。<br />
</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><img class="size-full wp-image-4871 aligncenter" src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/unnamed-3.jpg" alt="" width="512" height="384" srcset="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/unnamed-3.jpg 512w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/unnamed-3-300x225.jpg 300w" sizes="(max-width: 512px) 100vw, 512px" /></span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ー遥海さんは、聴き手とどんなふうに繋がりたいと思っていますか。また、これから歌ってみたい曲があれば教えてください。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">歌は、その時自分が持っているものしか聴き手に伝えられないと思うんです。自分がハッピーでないと、相手にもハッピーな気持ちになってもらえない。逆に寂しい気持ちで歌うと、寂しさが伝わります。ライブでは、日によって気持ち、音、空気、出来事などが異なりますから、同じ表現は二度とできないんです。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">「声」や「Pride」を歌うときには、タイムトラベルのように、自分の声を失っていた13年前の感覚が戻ってきます。また、「記憶の海」は、失恋した時にできた曲なので、その時の感覚が蘇るんですね。それを通して、聴いて下さる方と繋がれるように感じます。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">これから歌ってみたい曲はたくさんあります！誰かの応援歌や、同年代の方が共感できる曲、恋愛ソングなども歌いたいと思っています。常に身の周りにある日常を曲にすることで、共感が生まれると思うからです。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">今年は、「楽しむ」ことを大切にして、やりたい気持ちを形にしながら曲を届けていきたいです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ー遥海さんの歌の数は日常における思いの数なのですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">本当にそうです。言葉下手だし、恥ずかしくて思いを表現できないので、思いを形にするように曲を作っています。たとえ自分が書いた曲でなくても、私が歌う曲は、歌いたい、表現したいと思って選んだ曲なので、全部が私の引き出しのようなものです。喜怒哀楽を大事にして歌を届けたいと思います。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ー遥海さんの表現の力は、心と向き合っているからこそ、聞き手の心をぐっと掴んで離さず、まるで私たちの気持ちを代弁してくださっているように感じるのだと思いました。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">いかがでしたか？遥海さんご自身のアイデンティティの話や、「weak」「声」などの曲への思い、コロナ禍での変化から、歌う際の内面化と思いの引き出しの話まで遥海さんの内面に迫る深いお話をたくさん聴くことができました。「音楽は死なない」、遥海さんの言葉には不思議な力があります。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">第３弾は、歌を通して広がる遥海さんの社会貢献活動、メジャーファーストアルバム「My Heartbeat」への思いなどを伺います。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">お楽しみに！</span><span style="font-weight: 400;"><br />
</span></p>
<p>（by <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/toaruaruhi">金澤伶</a>、<a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/yurika">柳田有里佳</a>）</p>
<p>遥海 1st アルバム「My Heartbeat」</p>
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<hr />
<p>&nbsp;</p>
<div class="saboxplugin-wrap" itemtype="http://schema.org/Person" itemscope itemprop="author"><div class="saboxplugin-tab"><div class="saboxplugin-gravatar"><img src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/10/VoYJ_newlogo_basic_final_pt1.png" width="100"  height="100" alt="" itemprop="image"></div><div class="saboxplugin-authorname"><a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/voiceofyouth-jp" class="vcard author" rel="author"><span class="fn">ボイス・オブ・ユース JAPAN</span></a></div><div class="saboxplugin-desc"><div itemprop="description"><p>VoYJ事務局です。VoYJ全体に関わる記事を投稿しています。</p>
</div></div><div class="clearfix"></div></div></div><p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/4869">シンガー　遥海さんインタビュー【第２弾】</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></content:encoded>
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		<title>シンガー　遥海さんインタビュー【第１弾】</title>
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		<pubDate>Mon, 14 Feb 2022 03:00:39 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[ボイス・オブ・ユース JAPAN]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[ボイス]]></category>
		<category><![CDATA[文化/芸術]]></category>
		<category><![CDATA[アイデンティティ]]></category>
		<category><![CDATA[歌]]></category>
		<category><![CDATA[歌手]]></category>
		<category><![CDATA[音楽]]></category>

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		<description><![CDATA[<p>こんにちは、VoYJ事務局です。この度、VoYJ事務局は、シンガーの遥海さんにインタビューをさせていただきまし...</p>
<p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/4860">シンガー　遥海さんインタビュー【第１弾】</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;">こんにちは、VoYJ事務局です。この度、VoYJ事務局は、シンガーの遥海さんにインタビューをさせていただきました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">遥海さんは、「日本とフィリピンでの生活で培った様々な音楽的バックグラウンドと、喜怒哀楽の豊かな感情を声にのせ、日本語、英語を使ってハイブリッドに表現するシンガー」として、1月26日にファースト・アルバム「My Heartbeat」を発表されました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">遥海さんは13歳のとき、日本語がわからないままフィリピンから日本に移住されました。言語の壁につまずき、葛藤した経験を経て、現在では、その高い表現力で多くの人を魅了していらっしゃいます。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ご自身のバックグラウンドを活かした活動と卓越した才能が高く評価され、国連本部でのイベントのテーマソングを歌われたり、SDGsをテーマとするTOKYO MX のTVアニメ「BABY-HAMITANG」の主人公ベイビーハミタンの声優を務めるなど大活躍の遥海さん。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">そんな遥海さんへのインタビューの様子を、全３回に分けてお送りします。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">第１弾では、遥海さんのバックグラウンドやシンガーを目指されたきっかけ、デビュー曲「Pride」に込めた思いについて伺いました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">遥海さんのプロフィールはこちら<br />
</span><a href="https://www.harumiofficial.com/biography/"><span style="font-weight: 400;">https://www.harumiofficial.com/biography/</span></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">ーまず、シンガーを目指されたきっかけは何でしょうか？また、遥海さんご自身のこれまでの人生で、歌の力を強く感じられたご経験があればお話しいただけますか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">小さいときから歌の力をずっと感じてきました。フィリピンにいたころは、毎週日曜日に教会に通っていたんです。そこで歌われる歌を聞くなかで、当たり前に音楽を身近に感じていました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">私は三姉妹の末っ子で、頭のいい姉と比べられてプレッシャーになることもありましたが、音楽だけはいつも私のそばにありました。フィリピンから日本に来たときには、言葉がわからず、声を失ってしまったかのような気持ちになっていました。自分の気持ちを言葉にするのが下手で、誰かに悩みを話したところできっとわかってもらえないと感じていましたが、そんなときもそばにずっといて、思っていることを代わりに聞いて共感してくれたのが音楽でした。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">言葉だけじゃ足りないことってたくさんありますよね。「ありがとう」や「ごめんなさい」だけでは足りないこと。でも、声は正直だから、その表現で伝えられることがある。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">シンガーを目指したきっかけは、しっかりとは覚えていないのですが、気が付いたら音楽が空気のような存在としてあって、きっと自分を探していくなかで自然とそうなったのだろうと思います。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">今まで自分が音楽に支えられてきた分、これからは音楽を通して人の心の支えになりたい。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">いろんな壁にぶつかっているたくさんの人を、次は私の音楽で支えられたらと思います。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">ー幼い頃から教会に通っていたことが、音楽に親しむきっかけになっていたのですね。フィリピンにいたころは、どんな曲を聞かれていましたか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">フィリピン人は歌がうまいとよく言われますが、フィリピンではどこにでも、常に音楽があります。スーパーマーケットでも、バーでも、道でも歌っている人がいっぱいいます。私のいとこもベランダでよくギターを弾いていました。アメリカン・チャートなどが身近に流れている環境だったので、ホイットニー・ヒューストン、マイケル・ジャクソン、ABBAなどをよく聞いていました。本当に、すぐに手に届くところにいつも音楽があって、家にもマイクがあったくらいです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">姉が音楽番組を見るのが好きだったこともあり、小さいときから本当にいろんなジャンルの音楽を聞いてきました。でも、一番好きだったのはホイットニーです。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">ー音楽が特別なものというよりは、空気のように当たり前にそばにある存在だったんですね。ホイットニーのどんなところがお好きだったんですか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">「魂の叫び」のようなところです。以前からそういう感覚があったのですが、彼女のドキュメンタリーを見たときに、ホイットニーでさえ迷子になることがあったんだなと知り、共感しました。みんな、答えを探しながら生きていますよね。でも、答えが見つからず、どう進んでいいかわからない時がある。私も、信じて進んでも、求めていたところにたどり着けず、不安になることがあります。ホイットニーの声にはそういう気持ちにも共鳴する素直さを感じるんです。</span></p>
<img class="alignnone size-large wp-image-4861" src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/image1-1024x768.jpg" alt="" width="800" height="600" srcset="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/image1-1024x768.jpg 1024w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/image1-300x225.jpg 300w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/image1-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" />
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">ーバックグラウンドについて、さらに深くお聞きしたいと思います。遥海さんのデビュー曲「Pride」には、力強い言葉をメロディに乗せて、理性と感情のどちらにも訴えかける力があると感じます。遥海さんがご自身の言葉やアイデンティティにプライドを持っているからこそできる伝え方だと感じたのですが、言葉ひとつひとつの粒だった表現には、遥海さんが日本に来た当時に言語で苦しみ、そして一から獲得したというご経験が影響しているのでしょうか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">日本に来て文化に触れ始めて一か月も経たない頃、私の日本人のおじがスペイン料理店に私を連れて行ってくれたときの出来事が大きかったんです。日本語がわからず、お箸の使い方もおぼつかない頃だったのですが、店員さんに「あなたハーフでしょ。日本語ができないと、ハーフって胸を張って言えなくない？日本人の父親に失礼じゃない？」と言われたんです。その言葉がすごく胸に刺さりました。確かにそうかもしれないな…と。そこから、プライドをちゃんと持って、言葉もできるようになろうと。プライドを持っていないと、進んでいけないなと思ったんです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">「Pride」という曲はTomoLowさんとYui Muginoさんが作ってくださった歌なんですが、ちょうどこの曲に出会ったころは、歌うことがいやになっていた時期だったんです。それまで自分は歌うために生まれてきたと思ってきたのに、歌う意味がわからなくなるアイデンティティクライシス（アイデンティティの危機）にぶつかって。環境や状況がうまくいかない時期だったから、何もかも投げ出して逃げたいと感じてしまっていました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">そんなとき、まだデモの状態で「Pride」を聞いたんです。その時、「現実から逃げたくなるのは、自分の心を守りたかったからなのかもしれない」と気づきました。音楽をやっていく中で、常に肯定してもらえるわけでもなく、当時は「何をやっても間違っている」と思ってしまっていたんです。でも、あのアイデンティティクライシスは「Pride」を歌うためにあったんだと思えるくらい、この曲はパワーをくれました。歌うにあたって、心を強く守っていこうという思いで、歌詞一つ一つを内面化していきました。この曲は、そういう経験をした私にしか歌えない、そう思って歌いました。それがデビュー曲になり、何かに導かれていたのかなと感じます。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">今でも「Pride」という曲は自分にとって一番大事な曲の一つです。改めて自分のやりたいことや自分の気持ちに気づき、自分を見つけることができたのは、「Pride」のおかげだと思っています。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">遥海 -『Pride』</span></p>
<p><iframe width="800" height="450" src="https://www.youtube.com/embed/X8Gyw7x1lA8?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">ーありがとうございます。遥海さんの歌声を聞いて、私たちも勇気づけられます。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ありがとうございます！嬉しいです！</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">音楽って、本当に面白いですよね。日本語がまだできないときでも、日本語の曲を聞いて「ああ、この人はさみしいんだな」とか、気持ちがきちんと伝わってきました。音楽も一つの言語だと思っています。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">いかがでしたか？　</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">私は、自分を見つめ、困難な状況を乗り越えてこられた遥海さんの、「自分が支えられてきたからこそ、次は私が歌で人の心の支えになりたい」という言葉が胸に響きました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">第２弾では、遥海さんご自身の​​アイデンティティのお話、楽曲「weak」と「声」、コロナ禍での変化、遥海さんの歌への思いについて、第３弾では、SDGsをめぐる活動やニューアルバムについても伺います！</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">お楽しみに！</span></p>
<p>（by <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/sakurako">サクラコ</a>、<a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/satokohagino">萩野聡子</a>）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">遥海 1st アルバム「My Heartbeat」</span></p>
<p>CD購入：<a class="c-link" tabindex="-1" href="https://harumi.lnk.to/MyHeartbeat" target="_blank" rel="noopener noreferrer" data-stringify-link="https://harumi.lnk.to/MyHeartbeat" data-sk="tooltip_parent" data-remove-tab-index="true">https://harumi.lnk.to/MyHeartbeat</a><br />
ダウンロード・ストリーミング： <a class="c-link" tabindex="-1" href="https://va.lnk.to/f0hx4I" target="_blank" rel="noopener noreferrer" data-stringify-link="https://VA.lnk.to/f0hx4I" data-sk="tooltip_parent" data-remove-tab-index="true">https://VA.lnk.to/f0hx4I</a></p>
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<div class="saboxplugin-wrap" itemtype="http://schema.org/Person" itemscope itemprop="author"><div class="saboxplugin-tab"><div class="saboxplugin-gravatar"><img src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/10/VoYJ_newlogo_basic_final_pt1.png" width="100"  height="100" alt="" itemprop="image"></div><div class="saboxplugin-authorname"><a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/voiceofyouth-jp" class="vcard author" rel="author"><span class="fn">ボイス・オブ・ユース JAPAN</span></a></div><div class="saboxplugin-desc"><div itemprop="description"><p>VoYJ事務局です。VoYJ全体に関わる記事を投稿しています。</p>
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