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	<title>坂道 | ボイス・オブ・ユース JAPAN</title>
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	<title>坂道 | ボイス・オブ・ユース JAPAN</title>
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		<title>舞台『坂道ー長崎、79年目の夏』を語る会【後編】</title>
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		<pubDate>Mon, 16 Sep 2024 03:00:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[ボイス・オブ・ユース JAPAN]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ボイス]]></category>
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		<description><![CDATA[<p>劇中歌としてVoYJ４周年記念ソング『丘』も登場した舞台『坂道ー長崎、79年目の夏』。 スタッフとして参加して...</p>
<p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/6203">舞台『坂道ー長崎、79年目の夏』を語る会【後編】</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;">劇中歌としてVoYJ４周年記念ソング『</span><a href="https://youtu.be/nSkIFmGLTUQ?si=hTc2cGIM9aJgG0IN"><span style="font-weight: 400;">丘</span></a><span style="font-weight: 400;">』も登場した舞台『坂道ー長崎、79年目の夏』。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">スタッフとして参加していたVoYJ事務局メンバーで感想を語り合いました！今回はその後編をお届けします。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">前編は<a href="https://voiceofyouth.jp/archives/6187">こちら</a></span></p>
<div id="attachment_6205" style="width: 2009px" class="wp-caption alignnone"><img class="size-full wp-image-6205" src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image6.jpg" alt="" width="1999" height="1500" srcset="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image6.jpg 1999w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image6-300x225.jpg 300w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image6-768x576.jpg 768w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image6-1024x768.jpg 1024w" sizes="(max-width: 1999px) 100vw, 1999px" /><p class="wp-caption-text">スタッフとして参加したVoYJ事務局メンバー。</p></div>
<img class="aligncenter wp-image-6189" src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image2-1.jpg" alt="" width="500" height="707" srcset="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image2-1.jpg 1414w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image2-1-212x300.jpg 212w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image2-1-768x1086.jpg 768w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image2-1-724x1024.jpg 724w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image2-1-543x768.jpg 543w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" />
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>「私」役のダブルキャストでの違い</strong></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">「彼」（ハヤト）が心臓に持病があることを「私」（タケト）に打ち明けるシーンで、「私」が座る向きが違うよね。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">百名さんはベンチに横並びで座り、互いに信頼している関係性が伝わる感じで、永嶋さんはベンチに後ろ向きに座って顔だけ振り返り、「彼」が言いにくいことを言いやすくするような姿勢だった。どちらも優しさだよね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">二人で水浴びをするシーンの、泳いでる「彼」の裸を直視できないことの表現も違っていた。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">百名さんは特に何もせずに目を背けることで、直視できない「私」を表現していたけど、永嶋さんは服を畳んだり靴を揃えたりして誤魔化していた。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">どちらも共感できる反応だよね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">百名さんの演じる「私」は明るく素直で、しっかりめ。当時は自分の思いを自覚していなかったのかな。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">その明るく素直な「私」像があることで、篠田さん演じる、静かで穏やかで長崎のイントネーションで話す現在の「私」になるまでに、紆余曲折（戦争、原爆の体験も含めて）があったんだろうな、と感じるところもあって。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">永嶋さんの「私」は自分の思いに気づきつつあって、自分の思いを自覚している気がした。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">自信を持ちきれない表情がすごくよく出ていて。それが15歳のリアルな姿なのかなとも思いました。ご本人は15歳なんてもうなかなか思い出せない、演じるの大変とおっしゃっていたけれど。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">なお<br />
</span><span style="font-weight: 400;">個人的にすごく好きなシーンがあって、麦わら帽子を「彼」から渡されるところ。二人とも恥ずかしがるのは一緒なんだけど、百名さんは渡されてから抱きしめて俯いていた。永嶋さんは渡されてから帽子をかぶって俯いていて、二人の演技プランが違うことに気がついた。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">そのあとの、俯く「私」を心配する「彼」に、「私」が誤魔化すように「一番星！」と言うシーンで、百名さんは星に見惚れる感じだった。でも、永嶋さんは彼の横顔をずっと見つめていた。どっちも15才って感じで可愛いけど、永嶋さんの演じる「私」は、自分が「彼」に向ける思いが他の人に対するものとは違うことに気づいていたんじゃないかな。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">こういう違いがあるから、音声ガイドをその場で吹き込む必要があるんだなと思った。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">坂道でラムネを飲むシーンも違ったよね。百名さんは素直に楽しそうに、はしゃいだ感じで飲んでたけど、永嶋さんはいかにも高校生がふざけながらやりそうな感じで一気飲みして、「彼」が「え？本当に？」みたいなこと言いながら見てた。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">なお<br />
</span><span style="font-weight: 400;">ラムネを買ってきてくれるシーンも。百名さんの表現する「私」は素直な後輩みたいな感じだから、「彼」が兄的な感じで買ってきてくれる。でも、永嶋さんは「小銭持ってないわ！」という感じになって、その流れで「彼」が買ってきてくれていた。二人が思っている15歳像が違うのかな。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>バリアフリーについて</strong></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">みんな音声ガイドを体験してみたよね。目が見える人にとっても、舞台の楽しみ方の可能性を広げるものだと思った。音声ガイドがあることによって、人物関係とかがスッと理解できる。90分の公演の中で全ての人物関係を一度で理解するのは難しいから、音声ガイドがあることによって、気が散るどころか、よりストーリーに集中できると分かった。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">なお<br />
</span><span style="font-weight: 400;">あと、すべての台詞や朗読に字幕がついていましたよね。全ての日本語を手話で表せるわけではないし、そういう意味でも文字で書かれていれば理解しやすいから字幕があってよかった。耳が聞こえる人にとっては雑音に感じるのかもしれないけど&#8230;&#8230;。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">字幕は台詞をそのまま表現できるという役割があって、手話通訳では感情豊かに訳されているから、耳情報で得る感情や溜め、トーンや速さといった、文字だとわからないものが訳されている。コストがかかるから全ての舞台ではできないかもしれないけど、あることで感情が伝わるのがいいところだと思った。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">字幕って、縦書きと横書きはどちらがいいのだろう？　今回は日本語部分、つまり台詞や詩や歌詞のほぼすべてが縦書きだったわけだけど、役者さんの体で隠れてしまうこともあったので、個人的には唯一英語で歌われる『I’ll be there just for you』と同じ横書きスタイルの字幕が全編にわたってついていてもよかったかもと思う。フォントや色、出すタイミングに関しては、改善の余地がありそうだよね。明るい背景に白の文字だと見にくい場面もあったから。<br />
</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">この公演では詩があったから字幕があったのは良かったんじゃないかなと思った。字と一緒に追うことでより入ってくるし、聞き取り逃したということもない。聞き慣れていない言葉もあるから、耳が聞こえる人にとっても良かったんじゃないかと思う。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">アメリカ兵が『I’ll be there just for you』を歌うときとか、手話通訳の方に役者さんが絡んでいくのが面白かった。​​手話通訳の人の反応も公演ごとに違うし、手話通訳を見慣れている人にとっても面白いかも。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">手話は少数言語の一つで、字幕によっても消えてしまいがちだけど、それをエンパワーメントしていく、その文化を大事にして使っていく状況が必要だと思う。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">キャストの方が16人いたんだけど、手話通訳の方は落語家みたいに全ての役を演じ分けていた。体の向きで話している人を示していたり、子ども役に憑依して演じていたり、ただ言葉を媒介しているのではなくて、劇の一部を構成する欠かせない役者の一人だったと思う。楽しく明るい音楽が流れているようなシーンでは、手話通訳の方自身もリズムに乗って笑顔で体を揺らしていたり、通訳できないはずのピアノの音を全身を使って表現されていて、新鮮だった。手話通訳の方がいることによって、劇を楽しめる層が圧倒的に広がっていくと感じたよ。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">なお<br />
</span><span style="font-weight: 400;">終演後に集めていたアンケートの結果を見てみたい気がします。実際に音声ガイドなどを必要として使っている人から、もっとどうしたらいいのかとかフィードバックがあればいいよね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">一つ面白かったのは、「私」（タケト）の妹・ヤヨイ役の松本さんも台詞を言うのと一緒に手話も使っていたよね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">松本さんが独学で勉強したらしいと聞きました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">なお<br />
</span><span style="font-weight: 400;">ヤヨイだけが手話を使っていたのはなぜなんだろう。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">親や友達が手話言語話者だったりして、普段から喋るのと一緒に手話を使っている人がいるんじゃないかなと思った。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">なお<br />
</span><span style="font-weight: 400;">もっと出番があればその背景とかが伝わったのかも。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">「普通じゃない」とされている何かを持っている人が、特別な扱いではなくぽっと出てくるのがいいのかも。手話を使っている人も普通にそこらへんにいるはずだから、大きな役じゃなく出てくることに意味があるんじゃないかな。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">サイドの役者さんがいろいろな特性を持っているのはなんらおかしいことではないよね。「彼」（ハヤト）も心臓に障害を持っているし、一人一人に違いがあることは不思議なことじゃないというか。全てに説明がいる訳ではなく。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">日常生活では当たり前だけど、創作物である限り意図があるんじゃないかな。伝えたいことが「違いがある人が当たり前にいる」ということなんでしょうか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">この作品の舞台は戦時下だったよね。たとえば「近年になって性的マイノリティが増えた」という言説があるけど、必ずしもそんなことはないんじゃないかな。79年前に同性愛者がいなかったわけでも、障害を持つ人がいなかったわけでもない。声をあげられなかったということはあるのかもしれないけど&#8230;&#8230;。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">79年前に多様性がなかったわけではなく、現代のように人は多様だったはず。戦争映画などでは逞しい青年たちが出征する、というイメージが強いけど、当時も障害を持つ人だっていた。79年前も今と変わらぬ多様性があった、というメッセージだったんじゃないかな。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">それはけっこう大きいメッセージだった気がします。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">『坂道』の最後の歌詞の「あなたが好きでした」が現在の年老いた「私」と重なって歌われるから、「今になって思いに気づいた、もしくは、今になってやっと向き合えた」と言うメッセージだと思う。「昔の状況では気づかなかった」というのは、いろいろな違いを持つ人が登場することでも伝えられるメッセージなんじゃないかな。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>舞台の内容以外で印象に残っていること</strong></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">はるくんの発案で、トイレ案内表示にレインボーフラッグ・トランスジェンダーフラッグを併記したね。</span></p>
<div id="attachment_6206" style="width: 510px" class="wp-caption aligncenter"><img class="wp-image-6206" src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image4.png" alt="" width="500" height="707" srcset="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image4.png 1414w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image4-212x300.png 212w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image4-768x1086.png 768w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image4-724x1024.png 724w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image4-543x768.png 543w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /><p class="wp-caption-text">実際のトイレ案内。</p></div>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">言語で示さないことに意味があったと思う。エンパワーメントしたいと思っているので、「あなたたちの存在も前提としている」とフラッグで伝えられたのは良かったと思う。フラッグは気軽に導入できるし。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">なお<br />
</span><span style="font-weight: 400;">障害を持っている人でも来られる公演にしたいという思いで作られていて、リラックス公演、字幕、手話、音声ガイドなどが用意されていた。障害を持ちながら演劇を楽しめる機会は少ないんじゃないかと思うから、もっといろいろなコミュニティに宣伝・発信​​できたら良かったと思う。楽しめる舞台があることをもっと知ってもらえれば、知らなかった世界が開けるんじゃないかな。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">いろいろなアプローチがあることを頭に入れておけるといいね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">こういう取り組みの先例ができたことが重要だと思う。今後も続いていってほしいね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">大切な作品だと感じてくださって、映画館で上映してほしいくらい、とX（Twitter）でつぶやいてくださった方がいたのを見かけました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">あいか<br />
</span><span style="font-weight: 400;">それは嬉しいですね！</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>最後に一言</strong></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">観客として来場して初めて見たときに感動して、何かこの舞台のためにできることはないかと思いました。スタッフとして関われてよかったです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">なお<br />
</span><span style="font-weight: 400;">役者さんの表情まで見えるような劇場で演劇を見るのは初めてだったので、この舞台を見られてとても良かったです。実際に関わらせていただいて、もっとこうしたいとか自分の中で考えられたので、貴重な経験だったと思います。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">いろいろな演出や運営上の試みに携わることができて、自分がこれまでの人生で見てきた舞台はごくごく限られていたもので、もっと違う楽しみ方・体験の仕方があるんだなと思いました。僕自身が今後はより多面的な楽しみ方ができると思ったのもそうだし、僕とは違う特性を持った人にも、また違う楽しみ方ができるんじゃないかとか、自他問わず舞台作品の楽しみ方の可能性を広げる機会でした。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">あいか<br />
</span><span style="font-weight: 400;">原爆について、多様性について、考えるきっかけになったと思います。戦争を描いた劇を観るのがどうしても怖くて避けていたのですが、恐怖を与えるという方向性ではなく、多様性に溢れる人々が暮らす日常が奪われる苦しさを描くという方向性で、自然とのめり込むことができました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">プロの方々が実際に目の前の舞台で演じていらっしゃるお芝居の鑑賞体験としては、いままでミュージカルを２回、歌舞伎を１回、オペラを１回見に行ったことがあるだけでした。ストレートプレイを初めて見て、たとえば台詞の演じ方がとても真に迫っているなと（ミュージカルなどだと、音楽に負けないように少し誇張気味の表現をすることが多いように感じます）、また違った感動がありました。もちろん同じ舞台を複数回、しかもダブルキャスト両方の演技を見るのも初めてで、役者さんごとの違い、そのときどきの公演で偶然に生まれる違いがあるのはとても興味深かったです。戦争などのトラウマ的体験を伝える方法、その効果についても、考えたこと、これから考えていきたいことをたくさん持ち帰ることができた、稀有で素敵な体験でした。</span></p>
<hr />
<p>&nbsp;</p>
<div class="saboxplugin-wrap" itemtype="http://schema.org/Person" itemscope itemprop="author"><div class="saboxplugin-tab"><div class="saboxplugin-gravatar"><img src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/10/VoYJ_newlogo_basic_final_pt1.png" width="100"  height="100" alt="" itemprop="image"></div><div class="saboxplugin-authorname"><a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/voiceofyouth-jp" class="vcard author" rel="author"><span class="fn">ボイス・オブ・ユース JAPAN</span></a></div><div class="saboxplugin-desc"><div itemprop="description"><p>VoYJ事務局です。VoYJ全体に関わる記事を投稿しています。</p>
</div></div><div class="clearfix"></div></div></div><p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/6203">舞台『坂道ー長崎、79年目の夏』を語る会【後編】</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>舞台『坂道ー長崎、79年目の夏』を語る会【前編】</title>
		<link>https://voiceofyouth.jp/archives/6187</link>
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		<pubDate>Mon, 02 Sep 2024 03:00:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[ボイス・オブ・ユース JAPAN]]></dc:creator>
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		<description><![CDATA[<p>劇中歌としてVoYJ４周年記念ソング『丘』も登場した舞台『坂道ー長崎、79年目の夏』。 スタッフとして参加して...</p>
<p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/6187">舞台『坂道ー長崎、79年目の夏』を語る会【前編】</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;">劇中歌としてVoYJ４周年記念ソング『</span><a href="https://youtu.be/nSkIFmGLTUQ?si=Pvj2oJdfxmn1Ribl"><span style="font-weight: 400;">丘</span></a><span style="font-weight: 400;">』も登場した舞台『坂道ー長崎、79年目の夏』。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">スタッフとして参加していたVoYJ事務局メンバーで感想を語り合いました！今回はその前編をお届けします。</span></p>
<div id="attachment_6188" style="width: 2009px" class="wp-caption aligncenter"><img class="size-full wp-image-6188" src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image3.jpg" alt="" width="1999" height="1500" srcset="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image3.jpg 1999w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image3-300x225.jpg 300w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image3-768x576.jpg 768w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image3-1024x768.jpg 1024w" sizes="(max-width: 1999px) 100vw, 1999px" /><p class="wp-caption-text">初演後のUNiTeメンバー。</p></div>
<img class="aligncenter wp-image-6189" src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image2-1-212x300.jpg" alt="" width="500" height="707" srcset="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image2-1-212x300.jpg 212w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image2-1-768x1086.jpg 768w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image2-1-724x1024.jpg 724w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image2-1-543x768.jpg 543w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image2-1.jpg 1414w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" />
<h3><strong>舞台について</strong></h3>
<p><span style="font-weight: 400;">長崎の被爆者の証言を集めたドキュメンタリー映画の主題歌、『</span><a href="https://youtu.be/ZPNRfGfXQL4?si=NCvx_DptiIldPFXD"><span style="font-weight: 400;">坂道</span></a><span style="font-weight: 400;">』（歌：海宝直人）を原作とした物語です。物語の要所に、計４篇の原爆詩の朗読が織り込まれました（うち２篇は『第二楽章 長崎から』（朗読：吉永小百合、音楽：大島ミチル）より）。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">多様な出演者・スタッフが多様な観客のために、多様な経験・関係性を描く舞台として、日本語字幕・手話通訳・音声ガイド・さまざまなニーズに応じた席や設備の提供のほか、激しい照明転換を控えたリラックス公演回が設けられました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">詳細は</span><a href="https://www.diversity-in-the-arts.jp/tcf/theater2024/"><span style="font-weight: 400;">公式サイト</span></a><span style="font-weight: 400;">をご覧ください。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><strong>舞台のあらすじ</strong></h3>
<p><span style="font-weight: 400;">長崎、80年前、夏。住む町が長崎くんちの当番町になり、練習に励むものの上手くいかなかった「私」（タケト）に優しく声をかけてくれたのが「彼」（ハヤト）だった。次の春、入学した学校で再び彼と出会い、戦争への疑問、夢、訓練や労働に励む日々を共有し、他の人とは築けない関係を築いていく。「彼」が教えてくれた坂道を二人で上り、戯れた日々はかけがえのないものだった。しかし、「私」の父は戦争からいまだ帰らず、「彼」の兄は戦死したという現実からは逃れることができず、長崎にも戦火は刻々と忍び寄る。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">8月9日。防空壕を掘るうちに足に怪我を負った「私」は「彼」に手当てされ、防空壕の中にいた。空に何かが光り、辺りには怪我を負い水を求める人が押し寄せた。困っている人を放っておけない「彼」は怪我を負った「私」を置いて去り、二度と帰ることはなかった。「私」の母は家で、妹は「私」の腕の中で亡くなり、「彼」が支えたいと強く願っていた母も「彼」の行方を知らなかった。間も無く終戦を迎え、荒んだ街で襲われそうになった「私」を助けたのは、かつては出島を中心に共に文化を築き、やがては街を焼く敵となった異人であるアメリカ兵であった。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ある日、「私」の父が帰ってきた。「彼」がよく当たるという勘で予言した通りのことだった。「私」は父に、「彼」の夢であった医者になりたいと告げた。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">「私」は医者になり、79年後も生きている。79年後も「彼」のことを、「彼」と上った坂道を、その坂道で「彼」を好きであったことを、そして二人を引き裂いた戦争を、忘れることはなかった。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>感想</strong></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">あいか<br />
</span><span style="font-weight: 400;">「私」（タケト）役がダブルキャストでしたね。私は永嶋柊吾さんのほうの回を見たのですが、高校生にしか見えなくてびっくりした。実年齢は30代と聞きました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">そうだね。「彼」（ハヤト）の役の中野太一さんの方が実は年下。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">なお<br />
</span><span style="font-weight: 400;">舞台が始まる前に裏で喋っていた時は鍛えている年上の人だったのに、舞台に立ったらひょろっとした15歳に見えてびっくり。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">舞台上では小さく、そして幼く見えたよね？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">うん、本当に若かった。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">私は初日に百名ヒロキさんの回を見ました！醸し出す雰囲気がすごくみずみずしい感じで。劇中で中野さんと一緒に歌を歌うところも、透明感あふれるハーモニーが素敵だった。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">なお<br />
</span><span style="font-weight: 400;">初めて小さい劇場で見たので、こんなに近くで役者さんが見えるんだ！と思った。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">舞台裏にも入れてもらったんだけど、キャストのみなさん仲良かったね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">結束感があったね。立ち稽古が始まった初日に稽古場の様子を見させていただいたんだけど、その時点でお互いに打ち解けている雰囲気があったよ。みなさんリラックスされていて、仲が良さそうだった！</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>印象に残ったシーン</strong></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">印象に残ったシーンは何個もあるね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">なお<br />
</span><span style="font-weight: 400;">もう見返せないのがすごく残念。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">ぜひ再演してほしい！</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">BGMのピアノとチェロの生演奏もすごく綺麗だった！サウンドトラックも欲しかった。再現できないものだから&#8230;&#8230;.。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">限られた数曲をもとにしながら、ピアノとチェロだけで、アップテンポ系だったりアコースティック風だったり何通りものアレンジで、まったく印象の違う場面を支えていたのが素晴らしかったね。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">チェロの方は、なんとまだ高校生とのこと！今後も演奏をぜひ聞きたいなと思いました。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">あと、長崎くんちも、本物を見たことはないけれどものすごい迫力で。踊りを練習する場面の龍と、本番用の龍で違うものが使われていたのも、細かいところまでリアルだなと。</span></p>
<div id="attachment_6190" style="width: 2009px" class="wp-caption alignnone"><img class="size-full wp-image-6190" src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image1.jpg" alt="" width="1999" height="1500" srcset="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image1.jpg 1999w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image1-300x225.jpg 300w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image1-768x576.jpg 768w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image1-1024x768.jpg 1024w" sizes="(max-width: 1999px) 100vw, 1999px" /><p class="wp-caption-text">長崎くんちのシーンで使用された「本番用の龍」</p></div>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">明るいテンポで『坂道』が流れるシーンが一番印象に残っているかもしれない。最後の『坂道』も印象的だった。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">スキップするようなリズムと、実際に坂に飛び上がったりそこから駆け下りたりする動きがよく合っていて、微笑ましい気持ちになりました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">なお<br />
</span><span style="font-weight: 400;">明るいテンポで『坂道』が流れるシーンは、他のシーンから浮くくらいに明るかったけれど、原爆が落ちる前には明るい日常があったことが伝わってきて好きでした。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">原爆の悲惨さは学ぶ機会があるけれど、舞台だからこそ今回感じられたのは、原爆が落ちる前には普通の生活があったということかもしれない。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">なんでもない夏の日、青春は、現代を生きる私たちでも共感できる。でもその直後に、想像を絶するような悲惨な風景が広がることがコントラストとして印象的だった。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">１つの白い坂道だけというシンプルなセットだったけど、川に見立てられたり、防空壕になったり、場面場面でうまく使い分けられていた。坂道が楽しい思い出の場所であるとともに、原爆投下後は負傷した方が這う場所になっていて、数日前までは楽しかったはずの場所が一瞬で変わってしまうというのは残酷だし、悲惨だし&#8230;&#8230;。</span></p>
<div id="attachment_6191" style="width: 2009px" class="wp-caption alignnone"><img class="size-full wp-image-6191" src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image7.jpg" alt="" width="1999" height="1500" srcset="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image7.jpg 1999w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image7-300x225.jpg 300w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image7-768x576.jpg 768w, https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/08/image7-1024x768.jpg 1024w" sizes="(max-width: 1999px) 100vw, 1999px" /><p class="wp-caption-text">実際の白い坂道のセット。</p></div>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">原爆投下後のシーンで言うと、被爆して苦しんでいる大勢の人々の様子を細かく演じ分けて、数人だけでたくさんの人がその場にいるように見せていたアンサンブルのみなさん、すごい表現力だったね。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>被爆者の詩について</strong></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">原爆の悲惨さを伝える被爆者の詩が読み上げられるシーンからは、そこに暮らしていた人たちの辛さが伝わってきてショッキングだった。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">でも、『坂道』の舞台を思い出した時に、一番印象に残るのはショッキングなイメージではなく、そこを生きていた二人とか、全体のストーリーとかが思い出されて、残酷さだけじゃないことが舞台の素敵さだと思った。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">​​出てきた詩のなかに「もうじきぼくは　もうぼくでなくなるよ」<sup>1) </sup>という言葉があって、自分の身体が変わり果てていく恐怖、誰にも助けを求められない孤独な状況、親しい人が目の前で倒れていって精神的にも耐え難いほどの苦しみなどが、その一文に表れているような気がした。今回の舞台では詩の朗読が歌と合わせて不可欠な要素だったと思うけど、ストーリーの中にとても自然に統合されていたと思う。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">そのシーン、「彼」（ハヤト）と「彼」の母が同時に舞台上にいながらも、坂道の上と下ですれ違って会えないのがとても切なくて。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">最初も詩から始まっていたね。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">舞台を見た翌日、車の中から偶然入道雲を見たときに、詩の中の「あの雲消して」<sup>2) </sup>という言葉を思い出した。当時も入道雲を見てきのこ雲を思い出す人がいたんじゃないかな。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">詩の朗読の吉永小百合さんの声、すごかったよね。柔らかさと芯があって、パワーがある感じ。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">被爆当時５歳だったという本田保さんの詩<sup>3) </sup>で、爆風に吹き飛ばされた衝撃で怪我をした脚が、長時間の手術を経て徐々に快復していった描写の後に、​​「みんなのおかげで元気になってよかったと思います」というところがあって、そんなふうに明るく語れてしまうのかと思った。日常の中に悲惨さがあったということなのかな。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>劇中歌について</strong></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">最後に『坂道』を歌うシーン、二人がようやく会えるのかと思ってやっと息をつけるような気持ちになったのですが、「私」（タケト）と「彼」（ハヤト）はお互いが見えていないかのようにすれ違ってしまって、胸が詰まりました。その光景自体、見ている現在の「私」の心の内なのか、ハヤトの本心までもが映し出されているのか、いろいろな解釈ができそうなシーンでした。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">あいか<br />
</span><span style="font-weight: 400;">あとは、「彼」が飛んでいった麦わら帽子を取ってくれて、「私」が受け取るときに、重なりそうになった手を引っこめてしまうシーンが素敵だった。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">最初の長崎くんちの練習をするシーンでも、「彼」が手を差し伸べてくれたのに「私」が手を引っこめてしまうところがあって、憧れの人に素直になれないところが描かれていた。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">『坂道』の「あの時素直に泣けたら」という歌詞からも、「彼」がそばにいた時に、「彼」と素直に向き合っていれば良かった、という思いが伝わってきた。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">「後悔などしないけれど」という歌詞があったけれど、本当はもっと「彼」と向き合っていれば良かったと思っているはずで、強がっている感じがした。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">『坂道』の一番最後の歌詞で、しかも舞台の最後の言葉にもなっていたのは「あなたが好きでした」だったよね。これって過去形で言葉にすることによって、ようやく前に進めるというような思いも込められているのかもしれないなと思って。「これまで話さなかった理由？　なんでやろうねえ」という最初の台詞につながるし。語ることに伴って、心の傷を癒やす効果がある、みたいな。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">教訓めいたところもあったけれど、人と人の話だったから、授業っぽくは感じなかった。</span><span style="font-weight: 400;">​</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">作品を通して、人間関係の話だったね。友人、親子、「彼」と「私」とか、あくまで軸が人間関係にあったからくどく感じないのかも。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">「私」とアメリカ兵との関係もありましたね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">なお<br />
</span><span style="font-weight: 400;">一番最初に楽しそうなシーンでの『坂道』は、基本的に「私」が歌っていて、ハモる形で「彼」が歌っていた。でも、最後の『坂道』は「私」が歌いはじめて、２番を歌い始めるのが「彼」だった。だから、素直になれなかったかもしれないけど、「私」の一方的な思いじゃなかったこと、交差していた感情があったことに感動した。掛け合いになるのがすごく良かった！<br />
</span><span style="font-weight: 400;">個人的に好きなポイントとして、『坂道』のオリジナルを歌っている海宝さんと、「私」のダブルキャストのうちの一人である永嶋さんが同じように曲の最後のフレーズを溜める歌い方をしていて、いいなと思った。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">愛する息子（「彼」）を失った母を演じた井料瑠美さんによる、『丘』（</span><a href="https://voiceofyouth.jp/archives/5372"><span style="font-weight: 400;">VoYJ４周年記念ソング</span></a><span style="font-weight: 400;">）の歌唱シーンはすごく感動したよね！VoYJのメンバーはもともと知っている曲だけど、「彼」のお母さんが登場するシーンでは常に『丘』のアレンジが流れていて、母の愛みたいなのがひしひしと感じられる曲になっていた。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">２番に差し掛かるところで、照明も白い光の筋に転換されて「もう一度会えた時　何を言おう」「たとえすべて消えても　残るものがある」と歌うのが、もう会えない「彼」と母親との関係性に重なってとても響くものがあって。そこで泣いている人も多かった気がしました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">あいか<br />
</span><span style="font-weight: 400;">「同じ時代に生まれ　出逢えて良かった」という歌詞があるけど、戦争の時代に生まれてしまってはそうは言えないんじゃないかって考え込んでしまった。でも出逢えたことは良かったはずだから、当たり前だけど戦争の罪深さを感じたな。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">それでも母と息子が出会えたこと、「私」と「彼」が出会えたこと、そして「私」の人生がそうした出会いによって形作られたことに対する「よかった」の気持ちもあるはずだよね。時代は決してよくはなかったけれど、「あなた」のいない時代は嫌だ、というような思い。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">安田祥子さんが歌ってくださっているバージョンは平和な世界という感じだけど、大切な息子を失った絶望の淵にいるお母さんが歌ってもぴったりの曲だったね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">少しだけ歌い方（フレーズ頭のタイミング）が違って、井料さん（「彼」の母役）の歌からは、こみ上げてくる、迫りくる思いのようなものを、安田さんのオリジナルからは穏やかな気持ちで人生を概観している思いのようなものを感じました。後者は現在の「私」にも通じるかもね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">『坂道』も『丘』も、それだけで聞いたときとは印象が違う！</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">アメリカ兵は『I&#8217;ll be there just for you』（国連第17回障害者権利条約締結国会議メッセージ・ソング）を歌ってたね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">舞台外でアメリカ兵役の尾崎豪さんの歌を聞く機会があったんだけど、すごく声が大きかった。ホワイエで歌の練習をされていたときは、周囲で会話ができないくらい（笑）。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">『I’ll be there just for you』のジャズアレンジは新鮮だった！焼き尽くされた街で元気に歌う、その場所には少しそぐわないアメリカ兵の姿から、「私」が感じたであろう不信感や恐怖感がわかるような気が少しした。それでも、アメリカ兵にも思うところはいろいろあるのだろうなという気持ち。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>好きな台詞</strong></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">「彼」（ハヤト）が戦争への疑問を口にして、「私」（タケト）が「僕も不思議に思ってた」と言った後に「彼」が言う「よかった、本音を話せる」という台詞がすごく好き。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">「よかった」っていう台詞は作品を通してたくさん出てきてた！複数回公演を観させていただき、３回目に観るときは舞台端に立つ手話通訳の方に注目していたんだけど、「よかった」に対応する手話を覚えてしまうくらいには、いろいろなシーンで出てきた言葉だったと思う。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">でも「よかった」ってあんまり言わなくない？心配事があった時とかしか言わない。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">なお<br />
</span><span style="font-weight: 400;">当時だったら誰にも受け入れられないような本音だから、「よかった」って思うんじゃないかな。ただの自分の思いじゃなくて、「日本が負けそう」「異人のいい面もたくさん知ってる」という、当時としては周りからズレてる視点を持っていたから、親友が同じように戦争に対して疑問を感じていることは、今の私たちが同じ意見を持っているよりずっとほっとすることだったんじゃないかな。だから、「よかった」。私もここすごく好き。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">佐々<br />
</span><span style="font-weight: 400;">「彼」と「私」の二人が参加する軍事訓練で、訓練用のプロペラ機を「おもちゃの木馬みたい」と呟いたり、銃の構えの練習を「兵隊ごっこ」と呼んだりするシーンも、違和感を二人で共有できていたことが表れているよね。だからこそ特別な絆ができていたのかもしれないけど。「よかった」という台詞には同じ違和感を抱いている人を見つけられたときの安堵が表れていたのかな。<br />
</span><span style="font-weight: 400;">他に「</span><span style="font-weight: 400;">よかった</span><span style="font-weight: 400;">」という台詞が出てきたシーンが、「私」の妹（ヤヨイ）が「優等生のハヤトさん（「彼」）が勉強おしえてくれるなんて、兄ちゃん</span><span style="font-weight: 400;">よかった</span><span style="font-weight: 400;">ね！」というようなことを言うシーンと、原爆投下後、兄を見つけて「生きとったんか、よかった」と言うところ。ヤヨイは兄のハヤトのことをいつも思っている素敵な妹だから、「</span><span style="font-weight: 400;">よかった</span><span style="font-weight: 400;">」という台詞が出てくるのかな。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">はる<br />
</span><span style="font-weight: 400;">「胸がざわめいて痛い」という歌詞が、最後に歌われる『坂道』でだけ出てきていた。観客もきっと同じ気持ちになっていたから、舞台を思い出した時に最初にそれが出てくる。最後に出てくる「あなたが好きでした」までの部分はすごく大事な歌詞だったんだと思う。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さとこ<br />
</span><span style="font-weight: 400;">この歌詞の部分、最後の「い」が低い音でそっと歌われるので、一瞬「胸がざわめいていた」にも聞こえて、静かに打ち明けられる痛みを感じます。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>・・・・・</p>
<p>後編もお楽しみに！</p>
<hr />
<p>1) <span style="font-weight: 400;">下田秀枝『帰り来ぬ夏の思い』より</span><br />
2) <span style="font-weight: 400;">香月クニ子『あの雲消して』より</span><br />
3) <span style="font-weight: 400;">永井隆編『原子雲の下に生きてー長崎の子供らの手記』より</span></p>
<div class="saboxplugin-wrap" itemtype="http://schema.org/Person" itemscope itemprop="author"><div class="saboxplugin-tab"><div class="saboxplugin-gravatar"><img src="https://voiceofyouth.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/10/VoYJ_newlogo_basic_final_pt1.png" width="100"  height="100" alt="" itemprop="image"></div><div class="saboxplugin-authorname"><a href="https://voiceofyouth.jp/archives/author/voiceofyouth-jp" class="vcard author" rel="author"><span class="fn">ボイス・オブ・ユース JAPAN</span></a></div><div class="saboxplugin-desc"><div itemprop="description"><p>VoYJ事務局です。VoYJ全体に関わる記事を投稿しています。</p>
</div></div><div class="clearfix"></div></div></div><p>The post <a href="https://voiceofyouth.jp/archives/6187">舞台『坂道ー長崎、79年目の夏』を語る会【前編】</a> first appeared on <a href="https://voiceofyouth.jp">ボイス・オブ・ユース JAPAN</a>.</p>]]></content:encoded>
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